ワシントン・ウィザーズでのディンウィディー (2022年) | |
ロサンゼルス・レイカーズ No.26 | |
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ポジション | PG / SG |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1993年4月6日(31歳) |
出身地 | カリフォルニア州ロサンゼルス |
身長 | 193cm (6 ft 4 in) |
体重 | 98kg (216 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | ウィリアム・ハワード・タフトチャーター高等学校 |
大学 | コロラド大学 |
NBAドラフト | 2014年 / 2巡目 / 全体38位[1] |
デトロイト・ピストンズから指名 | |
プロ選手期間 | 2014年–現在 |
経歴 | |
2014–2016 | デトロイト・ピストンズ |
2014–2016 | →グランドラピッズ・ドライブ |
2016 | ウィンディシティ・ブルズ |
2016–2021 | ブルックリン・ネッツ |
2021–2022 | ワシントン・ウィザーズ |
2022–2023 | ダラス・マーベリックス |
2023–2024 | ブルックリン・ネッツ |
2024 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2024– | ダラス・マーベリックス |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
スペンサー・グレイ・ディンウィディー(Spencer Gray Dinwiddie 1993年4月6日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAのダラス・マーベリックスに所属している。ポジションはポイントガードまたはシューティングガード。
ウィリアム・ハワード・タフト高等学校在籍時、ディンウィディーはジョーダン・ファーマー以来の卓越した選手だと考えられていた。2年生の時は、後に同じく2014年のNBAドラフトに指名されるデアンドレ・ダニエルズと共に出場し、先発ポイントガードとして平均5.9得点 4.1アシストの成績を残した。最終年度は平均11.2得点 7.7アシストとさらに成績を伸ばしている。同高校の歴史で最も優れたパサーの一人と認識され、ロサンゼルス市区のJohn R Wooden賞を獲得。さらにライアン・アンダーソンを抑え、カリフォルニア・ミスターバスケットボールにも輝いている。このような賞を獲得した3年生の選手としては、全国でたった7人しかいない内の1人であった。 ディンウィディとダニエルズの強力なデュオの活躍があり、最終年度では市のチャンピオンとなる。この活躍が近隣のバスケットボール競合大学の注目をディンウィディへ向けさせることになり、最終的にハーバード大学、オレゴン州立大学、サンタクララ大学、ネバダ大学ラスベガス校などの候補から、コロラド大学を選んだ。
Rivals.com[2]上での評価は3つ星とされ、2011年の選手としては全国で146番目の選手、ポイントガードとしては25番目の評価とされている。
コロラド大学でのレギュラーシーズン初めての試合で、ディンウィディーは7得点(2-9)7リバウンドという成績を残し、フォート・ルイス大学相手の32点差勝利に貢献する。その後、6試合目にはジョージア大学相手に2桁得点、初めてのFG% .500を超えた試合だった。この試合の最終盤に勝利を決める3本のフリースローを沈めている。ディンウィディーは同じく1年生のアスキア・ブッカーと新たなデュオを結成しシーズン成績で合計677点、それぞれでは250点以上を挙げ、学校の歴史に名を遺した。チームはパシフィック12カンファレンスを勝ち抜き、2002-2003シーズン以来のNCAA男子バスケットボールトーナメントの出場権を獲得。ディンウィディーはフリースロー成功率でチーム1位、1年生で3位の結果を残した。
全国大会では3ポイントシュート成功率で .438という結果を残し、パシフィック12カンファレンスのオール・フレッシュマンチームにトニー・ローテンと共に選出される。Pac-12の新人で唯一FG% .400を超えた選手となった。
2年生時、カーロン・ブラウンとネイト・トムリンソンの卒業は、ディンウィディーがブレイクアウトするシーズンのきっかけとなった。アシスト数でチームトップの成績を残し、2年連続でNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場し2回戦まで進出。1963年のシーズン以来、2年連続出場したのは初めてであった。チームはチャールストン・クラシックを制したが、その時ディンウィディーは3試合でスモールフォワードを務めている。
3年生時の2014年1月に左膝の前十字靭帯断裂の重傷を負い、先行きに暗雲が立ち込める中、ディンウィディーは敢えて2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[1]。ドラフトでは38位でデトロイト・ピストンズから指名と[2]、2巡目指名であった。
1年目の2014-15シーズンは膝の負傷の影響もあり34試合の出場に止まり、2015-2016シーズンもDリーグで大半を過ごした。
2016-17シーズン開幕前の2016年6月17日、シカゴ・ブルズに移籍したが、10月21日に解雇[3]。解雇後に傘下のウィンディシティ・ブルズに送られた。同年12月8日、ブルックリン・ネッツと契約した[4]。
2017-18シーズン、2018年2月17日に行われたNBAスキルチャレンジに出場し優勝[5]。同年、NBA最成長選手賞(MIP)の最終候補となった(ビクター・オラディポが受賞)。
2018-19シーズン、2018年12月13日、ブルックリン・ネッツとの間で3年3400万ドルで契約延長に合意した(3年目の2021-22シーズンは選手オプション)[6]。このシーズンはディアンジェロ・ラッセルに先発を奪われ、68試合(4先発)に平均28.1分の出場で、16.8得点・2.4リバウンド・4.6アシストなどを記録した。
2019-20シーズンからは先発に定着した。2020年11月25日に週間MVPを受賞した。2019年12月20日のサンアントニオ・スパーズ戦で自身初の40得点以上となる41得点を記録した[7]。このシーズンは64試合(49先発)に平均31.2分の出場で、20.6得点・3.5リバウンド・6.8アシストなどを記録した。
2020-21シーズンは2020年12月27日のシャーロット・ホーネッツ戦で第3クォーターにドライブした際に不自然な着地をして途中退場となり、右膝前十字靭帯断裂を断裂。シーズン残り試合の欠場が発表された[8]。オフにプレイヤーオプションを破棄してFAとなった。
2021-22シーズン開幕前の8月4日にサイン・アンド・トレードで3年6200万ドルの契約を結び、ラッセル・ウェストブルックやカイル・クーズマなどが絡む5チーム間のトレードによりワシントン・ウィザーズに移籍した[9]。
2022年2月10日にクリスタプス・ポルジンギスとドラフト2巡目指名権とのトレードで、ダービス・ベルターンスと共にダラス・マーベリックスへ移籍した[10]。移籍後は復調し、3月5日のサクラメント・キングス戦では36得点を記録[11]。さらに同月16日には古巣のネッツを相手に逆転のブザービーターとなる3ポイントシュートを沈め、チームを勝利に導いた[12]。
2023年2月6日にカイリー・アービング、マーキーフ・モリスとのトレードで、ドリアン・フィニー=スミス、2029年のドラフト1巡目指名権、2つのドラフト2巡目指名権と共に古巣のネッツへ移籍した[13]。
2024年2月8日にデニス・シュルーダー、サディアス・ヤングとのトレードでトロント・ラプターズへ放出され、その後解雇された[14]。
2024年2月10日にロサンゼルス・レイカーズと契約した[15]。
略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2014–15 | DET | 34 | 1 | 13.4 | .302 | .185 | .912 | 1.4 | 3.1 | .6 | .2 | 4.3 |
2015–16 | 12 | 0 | 13.3 | .352 | .100 | .576 | 1.4 | 1.8 | .3 | .0 | 4.8 | |
2016–17 | BKN | 59 | 18 | 22.6 | .444 | .376 | .792 | 2.8 | 3.1 | .7 | .4 | 7.3 |
2017–18 | 80 | 58 | 28.8 | .387 | .326 | .813 | 3.2 | 6.6 | .9 | .3 | 12.6 | |
2018–19 | 68 | 4 | 28.1 | .442 | .335 | .806 | 2.4 | 4.6 | .6 | .3 | 16.8 | |
2019–20 | 64 | 49 | 31.2 | .415 | .308 | .778 | 3.5 | 6.8 | .6 | .3 | 20.6 | |
2020–21 | 3 | 3 | 21.3 | .375 | .286 | 1.000 | 4.3 | 3.0 | .7 | .3 | 6.7 | |
2021–22 | WAS | 44 | 44 | 30.2 | .376 | .310 | .819 | 4.7 | 5.8 | .6 | .2 | 12.6 |
DAL | 23 | 7 | 28.3 | .498 | .404 | .725 | 3.1 | 3.9 | .7 | .3 | 15.8 | |
2021-22計 | 67 | 51 | 29.6 | .416 | .339 | .774 | 4.2 | 5.2 | .7 | .2 | 13.7 | |
2022–23 | 53 | 53 | 34.1 | .455 | .405 | .821 | 3.1 | 5.3 | .7 | .3 | 17.7 | |
BKN | 26 | 26 | 35.3 | .404 | .289 | .797 | 4.1 | 9.1 | 1.1 | .3 | 16.5 | |
2022-23計 | 79 | 79 | 34.5 | .348 | .369 | .812 | 3.4 | 6.5 | .8 | .3 | 17.3 | |
2023–24 | 48 | 48 | 30.7 | .391 | .320 | .781 | 3.3 | 6.0 | .8 | .2 | 12.6 | |
LAL | 28 | 4 | 24.2 | .397 | .389 | .880 | 1.7 | 2.4 | .5 | .5 | 6.8 | |
2023-24計 | 76 | 52 | 28.3 | .392 | .337 | .805 | 2.7 | 4.7 | .7 | .3 | 10.5 | |
通算 | 542 | 315 | 27.8 | .414 | .333 | .796 | 3.0 | 5.2 | .7 | .3 | 13.3 |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | DET | 1 | 0 | 2.0 | 1.000 | --- | --- | .0 | 1.0 | .0 | .0 | 2.0 |
2019 | BKN | 5 | 0 | 26.2 | .435 | .375 | .714 | 2.6 | 1.6 | .4 | .0 | 14.6 |
2022 | DAL | 18 | 3 | 27.8 | .417 | .417 | .821 | 2.4 | 3.6 | .8 | .3 | 14.2 |
2023 | BKN | 4 | 4 | 39.8 | .431 | .389 | .682 | 3.3 | 6.5 | 1.3 | .3 | 16.5 |
2024 | LAL | 5 | 0 | 14.6 | .357 | .250 | .500 | 1.4 | 1.6 | .4 | .2 | 3.0 |
出場:5回 | 33 | 7 | 26.2 | .422 | .397 | .761 | 2.3 | 3.3 | .7 | .2 | 12.5 |