『スリー・クァルテッツ』 | ||||
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チック・コリア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1981年1月 - 2月 ロサンゼルス マッド・ハッター・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード ストレッチ・レコード(1992年リマスターCD) | |||
プロデュース | チック・コリア | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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チック・コリア アルバム 年表 | ||||
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『スリー・クァルテッツ[注釈 1]』(Three Quartets)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、チック・コリアが1981年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
コリアは本作では、全編ともアコースティック・ピアノに専念しており[2]、レコーディングではベーゼンドルファーのピアノを使用した[4]。参加メンバーのうちコリアを除く3人は、当時ステップスというバンドで活動していた[5]。
アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で179位、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは17位を記録した[3]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「真のジャズ・ファンにお薦めの演奏」と評している[2]。
コリアは1992年に自身のレーベル「ストレッチ・レコード」を設立したのに伴い、ワーナー・ブラザース・レコードから本作の権利を買い戻し、当時のセッションで録音された未発表音源4曲をボーナス・トラックとして追加したリマスターCDを発売した[5]。なお、ボーナス・トラックのうち「ヘアリー・カナリー」は、本作リリース後のアメリカ・ツアーでセットリスト入りした[6]。また、1981年7月15日のモントルー・ジャズ・フェスティバル(本作とは異なりジョー・ヘンダーソン、ゲイリー・ピーコック、ロイ・ヘインズをサイドマンに迎えた編成)では「フォーク・ソング」、「ヘアリー・カナリー」、「スリッパリー・ホエン・ウェット」も演奏されており、その模様は1994年発売のライブ・アルバム『ライヴ・イン・モントルー』に収録された[1]。
特記なき楽曲はチック・コリア作曲。