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この項目では、スロウダイヴのアルバムについて説明しています。ギリシアの肉料理については「スブラキ」をご覧ください。 |
『スーヴラク』(Souvlaki)は、イギリスのロックバンド、スロウダイヴのセカンド・アルバム。1993年5月17日発売。
2005年にサンクチュアリ・レコードより2枚組アルバムとしてリイシューされ、アルバム前後にリリースされたEP『Outside Your Room』からアルバム未収録の2曲、EP『5』の全曲、「In Mind」のリミックス2曲を収録。
1992年に行われたブラーのアメリカおよびヨーロッパツアーに帯同したバンドは、同時期に楽曲を書き溜めるが、よりキャッチーな方向性を求めたクリエイション側に全曲却下を命じられる。
そんな中、バンドはブライアン・イーノに手紙を送り、アルバムのプロデュースを申し込む。イーノからはトータル・プロデュースは不可能だがコラボレーションしてみたいとの返答があった(イーノはバンドの前作『ジャスト・フォー・ア・デイ』を所有しており、非常に気に入っていた)。イーノは「Sing」と「Here She Comes」の2曲でシンセサイザーを演奏した。
ちなみにアルバム・タイトルの「スーヴラク」とは、アメリカのコメディ番組に出演していたThe Jerky Boysというデュオの喜劇からインスパイアされた言葉である。なお、ギリシャの肉料理と綴りが同一である。
特筆ない限り全曲ニール・ハルステッド作詞作曲。
- アリソン - "Alison" - 3:51
- マシン・ガン - "Machine Gun" - 4:28
- 40日 - "40 Days" - 3:16
- シング - "Sing" (Brian Eno, Slowdive) - 4:51
- ヒア・シー・カムズ - "Here She Comes" - 2:19
- スーヴラク・スペース・ステーション - "Souvlaki Space Station" (Rachel Goswell, Slowdive) - 5:58
- ホェン・ザ・サン・ヒッツ - "When the Sun Hits" - 4:47
- オールトゥゲザー - "Altogether" - 3:42
- メロン・イエロー - "Melon Yellow" - 3:55
- 短刀 - "Dagger" - 3:33
以下、アメリカ盤ボーナストラック
- "Some Velvet Morning" (Lee Hazlewood, Nancy Sinatra) - 3:23
- "Good Day Sunshine" - 5:08
- "Missing You" - 4:15
- "Country Rain" (Halstead, Goswell) - 3:33
- "Some Velvet Morning" (Hazlewood, Sinatra) - 3:22
- "So Tired" - 4:03
- "Moussaka Chaos" (Chaplin, Goswell, Halstead) - 6:24
- "In Mind" - 3:45
- "Good Day Sunshine" - 5:08
- "Missing You" - 4:15
- "Country Rain" - Halstead, Goswell 3:34
- "In Mind (Bandulu Mix)" - 8:06
- "In Mind (Reload Mix)" - 10:26
クレジットはアルバムのライナーノーツから[2]。
スロウダイヴ
- ニール・ハルステッド (Neil Halstead) – ボーカル、ギター
- レイチェル・ゴスウェル (Rachel Goswell)– ボーカル、ギター
- クリスチャン・セイヴィル (Christian Savill) – ギター
- ニック・チャップリン (Nick Chaplin) – ベース
- サイモン・スコット (Simon Scott) – ドラム
アディショナル・ミュージシャン
- ブライアン・イーノ (Brian Eno)– キーボード、トリートメント(「Sing」「Here She Comes」)