セキユバエの幼虫からは多数の従属栄養性バクテリアが発見されており、原油の分解酵素などを持つ種などが含まれているか、研究者から注目されている。実際に、動物学者の William Homan Thrope は、セキユバエを「間違いなく、世界中から生物学的な関心を集めているものの一つ(undoubtedly one of the chief biological curiosities of the world.)」と評している[7]。幼虫の腸では、通常の原油内に含まれる100-1000倍の個体数のバクテリアが生息しているとされる。含まれているバクテリアには、グラム陰性菌で原油中にも生息している Providencia rettgeri などがある[5]。しかしこれらのバクテリアがセキユバエの幼虫の生活に何かしらの貢献をしているという証拠はない[8]。
^ abCresson, Ezra T. Jr. (1941) "New genera and species of North American Ephydridae (Diptera)". Entomological News52(2): 35-38[1]
^ abcdNickerson, K. W., & Plantz, B. (2010). Microbiology of Oil Fly Larvae. In Handbook of Hydrocarbon and Lipid Microbiology (pp. 1625-1633). Springer Berlin Heidelberg.