セクシー・ソルジャーズ | |
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Savage Sisters | |
監督 | エディ・ロメロ |
脚本 |
H・フランコ・ムーン ハリー・コーナー |
製作 |
ジョン・アシュリー エディ・ロメロ デイヴィッド・コーエン |
出演者 |
グロリア・ヘンドリー ジョン・アシュリー シド・ヘイグ エディ・ガルシア チェリー・キャファロー ヴィク・ディアズ |
音楽 | レス・バクスター |
撮影 | ジュスト・ポーリーノ |
製作会社 | シネマ・プロジェクト・インターナショナル |
配給 | アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ |
公開 | 1974年7月 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | フィリピン |
言語 | 英語 |
製作費 | 250,000ドル(推定) |
『セクシー・ソルジャーズ』(原題: Savage Sisters)は、エディ・ロメロが監督し、フィリピンで制作された1974年の女囚映画[1]。
俳優・プロデューサーのジョン・アシュリーが同国で撮影した、最後で最も製作費をかけた映画であった[2]。
革命によって分裂した国で、メイ・リンやジョウ・ターナーが属する革命家グループによって100万ドルが盗まれた。革命家たちは仕事を手伝ったギャングの一味であるマラヴァーシとワン・アイに裏切られ、投獄された。
女性警察官のリン・ジャクソンがメイ・リンとジョウを刑務所から脱獄させ、モラレス警部が彼女たちを追跡する。脱獄した2人とリンは詐欺師のW・P・ビリングスリーと色仕掛けを交えつつ、化かし化かされの微妙な協力関係を結ぶ。
全員が金の行方を追った。マラヴァーシとワン・アイは金を持って逃げ切ろうと試みるが、ジョウたちに捕獲され砂の中に首まで埋められてしまう。ビリングスリーも最後に裏切って金を奪おうとするが、女性たちに制圧された。
出演した映画スター、グロリア・ヘンドリーは後に「ジョン・アシュリーはとても楽しく、エネルギーに溢れた非常に前向きな人物でした。フィリピンのマニラで仕事をしたのはこれが初めてでした…素晴らしい3ヵ月を過ごしました。私はこの国と彼らの映画の撮り方について多くを学びました。」と回想した[4]。
この映画はもともと『エボニー、アイボリー、ジェイド』と呼ばれ、格闘技を前面に押し出していた。しかし、公開前に数本の格闘技映画が低調に終わったため、プロモーションではパトリシア・ハーストタイプの解放軍に焦点を当てた[5]。
シカゴ・トリビューンは、「シド・ヘイグの露骨に滑稽な演技だけが、全体の全ての単調さを打ち破っている」と評した[6]。
ロサンゼルス・タイムズ紙は、「フィリピンからやって来た、より毒々しい金もうけのための粗末な乱造映画の1つ…ロメロの演出はきびきびしている…一種の非常に大雑把な実写活劇漫画としては面白い。」と評した[1]。