セシリア・イップ(イップ・トン、葉童、Cecilia Yip、1963年3月8日 - )は、香港生まれの女優。
18歳でCMデビュー後、映画界入りを果たし、パトリック・タム監督の『レスリー・チャン 嵐の青春』で映画デビュー。出演2作目の映画『香港ノワール 狼の流儀』では、香港女優としては珍しい全裸でのラブシーンを演じた。1983年の『表錯七日情』と1991年の『婚姻物語』で、第3回と第11回の香港電影金像奨の最優秀主演女優賞を、1989年の『黄昏のかなたに』では最優秀助演女優賞をそれぞれ受賞。演技派女優としての地位を確立した。
日本では1984年の『風の輝く朝に』でのヒロイン役で知られる。
1993年に出演したテレビドラマ『倚天屠龍記』の大ヒットで、次第に中国・台湾の北京語ドラマにシフトし、香港映画では助演に回ることが多くなっている。2008年には舞台劇にも初挑戦した。