基本情報 | |
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艦歴 | |
起工 | 1914年2月28日 |
進水 | 1916年3月18日 |
就役 | 1916年4月28日 |
退役 | 1918年10月30日 |
その後 |
1922年7月にスクラップとして売却 1923年に転売 |
要目 | |
排水量 | 水上:932トン 水中:1,470トン |
全長 | 70.6 m (overall) |
最大幅 | 7.0 m |
吃水 | 4.55 m |
機関 |
ボイラー1基 蒸気タービン2基 電動機2基 2軸推進、3,750shp/1,400shp |
最大速力 |
水上:18ノット (33 km/h) 水中:10ノット (19 km/h) |
航続距離 | 8.5ノット (15.7 km/h) で3,000海里 (5,600km) |
乗員 | 18名 |
兵装 |
12ポンド砲2門 21インチ魚雷発射管(艦首)2門 18インチ魚雷発射管(艦尾)4門 |
ソードフィッシュ (HMS Swordfish) は、イギリス海軍の潜水艦。水上速力20ノット以上を発揮する高速潜水艦として計画された。そのため、機関に石炭式ボイラーと蒸気タービンを採用しているのが特徴である。
蒸気潜水艦は当時、極めて稀な存在であり、黎明期に現れた一部の実験艦を除けば、本艦以外に蒸気機関または蒸気タービンを採用したものはK級潜水艦くらいであった。蒸気潜水艦全盛期が到来するには、原子炉の実用化を待たねばならない。
ソードフィッシュは第一次世界大戦前にグリーノックのスコッツ・シップビルディング・アンド・エンジニアリング社により開発・建造が進められた。イタリア人設計者のチェーザレ・ラウレンティによってイギリス海軍向けに設計され、その仕様は当時の他国海軍の潜水艦にも流用された[1]。1913年に建造が始められ、1916年3月16日に進水した。4月に S1 と改名され、排水量1,500トン、速力18ノットの高速蒸気潜水艦として完成した。
ジェフリー・レイトン中佐が艦長に着任し、実験潜水艦として運用されたが、K級同様、やはり蒸気潜水艦構想は失敗だと判断されたようで[2]、1917年6月27日から1918年1月24日にかけて水上巡視艇に改装され、1917年7月には再びソードフィッシュと改名された。
ソードフィッシュは1918年10月30日にポーツマスでスクラップとして売却され、1923年にポーツコールで転売された。
ソードフィッシュの名を持つ潜水艦はイギリス海軍において1916年に竣工した本艦の他、1930年代に建造された二代目のソードフィッシュとがある。また、アメリカ海軍のサーゴ級潜水艦およびスケート級原子力潜水艦にも同名の潜水艦が存在する(→ソードフィッシュ_(サーゴ級潜水艦)、ソードフィッシュ_(原子力潜水艦))。その他、駆逐艦にもソードフィッシュ (駆逐艦)が存在する。