ターゲット・アース

『ターゲット・アース』
ヴォイヴォドスタジオ・アルバム
リリース
録音 2012年2月 ワイルド・スタジオ[1]
2012年6月 スタジオ・プラトー[1]
ジャンル ヘヴィメタルスラッシュメタルプログレッシブ・メタル
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗ドイツの旗センチュリー・メディア・レコード
日本の旗アヴァロン・レーベル
プロデュース ヴォイヴォド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 72位(ドイツ[2]
  • 139位(ベルギー・ワロン地域[3]
  • 289位(日本[4]
  • ヴォイヴォド アルバム 年表
    ウォリアーズ・オヴ・アイス
    (2011年)
    ターゲット・アース
    (2013年)
    ポスト・ソサイアティ
    (2016年)
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    ターゲット・アース』(Target Earth)は、カナダヘヴィメタルバンドヴォイヴォド2013年に発表したスタジオ・アルバム。チューウィー(ダニエル・モングレイン)加入後としては、ライブ・アルバム『ウォリアーズ・オヴ・アイス』に続く2作目のアルバムに当たる[5]

    背景

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    「コー・エトランジェ」は、バンド史上初のフランス語詞の楽曲である[6]

    ドラマーの「アウェイ」ことミシェル・ランジュヴァンは、本作の音楽性に関して「ジェイソン・ニューステッドと一緒に作った3枚のアルバムは、ストーナー・パンク・メタルの色が強くて、ある意味ロックンロール的だったけど、今回はもっとプログレッシブだ。このアルバムは『ディメンション・ハトロス』や『ナッシングフェイス』といったプログレッシブ・スラッシュ・メタル期のアルバムを思わせる。とはいえ、ヴォイヴォドのすべての時代からの成分が含まれていると思う」と説明している[6]。また、アウェイはチューウィーの演奏に関して「チューウィーはヴォイヴォドの全アルバムの大ファンだってことを知っている」「最初の何回かのリハーサルで、ピギーとチューウィーの違いに気付いたけど、その後は俺の耳には同じに聴こえるようになったよ」と語っている[7]

    アメリカやヨーロッパでは2枚組のアナログLPも発売され、通常の黒盤の他に赤盤、青盤、オレンジ盤、紫盤も限定発売された[8]

    反響

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    アメリカでは発売初週に約1500枚を売り上げ[8]、『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズで7位、ハード・ロック・アルバム・チャートで24位、インディペンデント・アルバム・チャートで44位に達した[9]。また、ヴォイヴォドの作品としては初めてドイツでアルバム・チャート入りし、最高72位を記録した[2]

    評価

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    Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ヴォイヴォドの極端さ、粗野さ、実験性が最良の水準で提示されており、音楽性は難解、ドラマティック、そして強烈である」「『ターゲット・アース』は我々の期待を上回っているだけでなく、容赦ないほど創造的で、素晴らしく、熱狂的だ」と評している[5]。Eduardo RivadaviaはBlabbermouth.netのレビューで10点満点中8点を付け「タイトル曲や"Resistance"といった直線的な部分は、一瞬『エンジェル・ラット』を想起させるかもしれないが、"Empathy for the Enemy"や"Mechanical Mind"等の突出している曲も含めて、本作の大半は刺激的な『ナッシングフェイス』を源泉としている」と評している[10]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは、チューウィーのギター・プレイに関して「ピギー譲りの前衛的なギター・アプローチ、そして自分らしいメロディックなソロで主張」と評されている[11]

    収録曲

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    全曲とも作詞はスネイク、作曲はヴォイヴォドによる。

    1. ターゲット・アース "Target Earth" – 6:04
    2. クラスカップ・オコム "Kluskap O'Kom" – 4:24
    3. エンパシー・フォー・ジ・エネミー "Empathy for the Enemy" – 5:46
    4. メカニカル・マインド "Mechanical Mind" – 7:35
    5. ウォーケイック "Warchaic" – 7:01
    6. レジスタンス "Resistance" – 6:45
    7. カレイドス "Kaleidos" – 6:27
    8. コー・エトランジェ "Corps Étranger" – 4:35
    9. アーティファクト "Artefact" – 6:26
    10. ディファイアンス "Defiance" – 1:34

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. トライバル・コンヴィクションズ(ライヴ) "Tribal Convictions (Live)" – 5:28
    2. ナッシングフェイス(ライヴ) "Nothingface (Live)" – 4:26

    参加ミュージシャン

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    • スネイク(デニス・ベランジェ) - ボーカル
    • チューウィー(ダニエル・モングレイン) - ギター
    • ブラッキー(ジャン・イヴ・テリオー)- ベース
    • アウェイ(ミシェル・ランジュヴァン) - ドラムス

    脚注

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    1. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Voivod | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
    3. ^ ultratop.be - Voivod - Target Earth
    4. ^ ORICON NEWS
    5. ^ a b Jurek, Thom. “Target Earth - Voivod”. AllMusic. 2018年1月3日閲覧。
    6. ^ a b Bansal, Andrew (2013年3月15日). “Interview: Voivod's Michel "Away" Langevin Discusses New Album, 'Target Earth,' Artwork and Lineup Changes”. Guitar World. NewBay Media. 2018年1月3日閲覧。
    7. ^ Voivod Drummer Says New Guitarist 'Was Very Well Accepted By Everybody'”. Blabbermouth.net (2012年12月18日). 2018年1月3日閲覧。
    8. ^ a b Voivod: 'Target Earth' First-Week Sales Revealed”. Blabbermouth.net (2013年1月30日). 2018年1月3日閲覧。
    9. ^ Voivod - Awards”. AllMusic. 2016年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月3日閲覧。
    10. ^ Rivadavia, Eduardo. “CD Reviews - Target Earth Voivod”. Blabbermouth.net. 2018年1月3日閲覧。
    11. ^ ヴォイヴォド/ターゲット・アース”. CDJournal. 音楽出版社. 2018年1月3日閲覧。