ダニエル・チャポ Daniel Chapo | |
任期 | 2025年1月15日 – |
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出生 | 1977年1月6日(48歳) モザンビーク共和国ソファラ州イニャミンガ |
政党 | モザンビーク解放戦線(FRELIMO) |
出身校 | エドゥアルド・モンドラーネ大学 |
配偶者 | ゲタ・スレマーネ・チャポ |
ダニエル・フランシスコ・チャポ[1](葡: Daniel Francisco Chapo, 1977年1月6日 - )は、モザンビークの政治家、弁護士、法学者。2025年から同国第5代大統領を務める。2016年から2024年まではイニャンバネ州知事を歴任。かつてはFRELIMOの事務総長も務めた。1975年のモザンビーク独立後に生まれた大統領としては初である。
ソファラ州イニャミンガ出身。1986年に隣町のドンドへ移住し、中等教育をそこで受けた[2]。
2000年にエドゥアルド・モンドラーネ大学で法学の学位を取得[3]。2014年にモザンビーク・カトリック大学で開発管理学の修士を取得[4]。1997年から1998年までベイラのラジオ局でラジオパーソナリティとして働き、2003年から2004年までマプトのテレビジョン・ミラマーでキャスターを務めた[2][5]。2005年にはナカラ市長も歴任。2007年から弁護士となり、2009年にはマプト教育大学で法学の講師として教鞭を取った[2][6]。同年にFRELIMOに入党。
2016年3月4日、イニャンバネ州知事に就任。2024年5月5日、FRELIMO中央委員会はチャポを大統領選挙候補に推薦。予備選挙で党内から過半数の票を得た[7][8]。
前任のフィリペ・ニュシ大統領は憲法で明記されている3選禁止の規定に伴い、不出馬であった。大統領選挙に専念するため、イニャンバネ州知事を辞任。後任のエドゥアルド・ムッサンハネに引き継いだ[9]。モザンビークではFRELIMOが一党優位政党制にあるため、選挙前からチャポの当選は確実であった[10][11]。
同年10月24日、選挙管理委員会は同月15日に執行された大統領選挙でチャポが71%を獲得し当選したと発表[12]。20%の得票を得たベナンシオ・モンドラーネ候補は選挙結果に対し、不正と抗議。翌日にはモンドラーネ支持者によるデモが勃発し、一時的に国内のインターネットも使用できなくなった[13]。デモは数ヶ月も継続され、250人の死者を出す大惨事となった[14][15]。
2025年1月15日に大統領就任[1]。17日にマリア・ベンビンダ・レヴィを新首相に任命した[16]。
公職 | ||
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先代 フィリペ・ニュシ |
モザンビーク大統領 第5代:2025 - |
次代 (現職) |