ダハ・ブラハ (ДахаБраха) は、何種類ものスタイルの民俗音楽を組み合わせた、ウクライナ出身の4人組民俗音楽楽団[1][2]。 2009年度セルゲイ・クリョーキン賞受賞。シェフチェンコ・ウクライナ国家賞2020年授賞者。
もともとダハ・ブラハは、前衛劇場DAKh現代美術センターのプロジェクトとして、芸術監督であるウラディスラフ・トロイツキー率いる劇場付属の女性演奏楽団として生まれた[3]。以来、トロイツキーはバンドのプロデューサーを続けている。ダハ・ブラハのメンバーのニーニャ・ハレネツカは、毎年行われる「ゴーゴリフェスト」という音楽イベント等で、全員女性によるダーク・キャバレーがコンセプトの「ダハ娘」という当劇場の他のプロジェクトにも参加している。
グループの名前は、ウクライナの動詞 Давати / give と Брати / take、と、劇場の名前 Dakh (ウクライナ語で、文字通り「屋根」の意味) にちなんで付けられている。
マルコ以外の3人はキエフ文化芸術大学を卒業している。
結成以来グラストンベリー・フェスティバルやロスキレ・フェスティバル等の数々の音楽祭に参加してきたが、中でも2014年6月にテネシー州マンチェスターでの「ボナルー・フェスティバル」の国際部門に招待を受けての演奏を『ローリング・ストーン誌』は「当フェスティバルでの最高の掘り出し物」と評した[4]。