ダブル・バレル (デイヴ・アンド・アンセル・コリンズの曲)

「ダブル・バレル」
デイヴ・アンド・アンセル・コリンズシングル
初出アルバム『ダブル・バレル
B面 "Double Barrel (Version 2)" (Techniques)[1]
"Double Barrel (Instrumental)" (Big Tree)[2]
リリース
ジャンル レゲエスカ
時間
レーベル Techniques[1], Big Tree
作詞・作曲 ウィンストン・ライリー[1]
プロデュース ウィンストン・ライリー[1]
デイヴ・アンド・アンセル・コリンズ シングル 年表
Double Barrel
(1970年)
Monkey Spanner
(1971年)
テンプレートを表示

ダブル・バレル」(Double Barrel) は、1970年に発表されたレゲエの楽曲、デイヴ・アンド・アンセル・コリンズシングル(ただし、UK盤、US盤ともクレジットは「Dave and Ansil Collins」となっていた[1][2])。この曲は、2年前にヒットしたデスモンド・デッカースカ楽曲「イスラエライツ (Israelites)」以来、イギリスの各種チャートで首位に立った2曲目の楽曲であった[3]。この曲のシングル盤は全英シングルチャートの首位に達し[4]1971年5月の最初の2週にわたってそこにrとどまった。アメリカ合衆国では、Billboard Hot 100 は1971年8月7日付で22位まで上昇したのが最高位であったが[5]シカゴのAMラジオ局 WLS では1971年6月28日付で4位となり[6]、2年前に「イスラエライツ」がこの同じチャートで同じ順位に上昇したときとほぼ同じ動きになった[7]。また、この曲はメキシコでも、1971年10月23日付でチャートの首位 (en:List of number-one hits of 1971 (Mexico)) に達した[8]

この曲を書き、プロデュースしたウィンストン・ライリー[1]は元テクニクスのボーカルで[4]、このシングルには、ジャマイカで5年ほど録音を重ね、おもにクレメント・"コクソン"・ドッドリー・ペリーのために働いていたデイヴ・バーカーのボーカルが入っている。冷たい感じのイントロの最初から、歌詞では尋常ではない「I am the magnificent W-O-O-O」などという言葉(やその変奏)が繰り返されるが、曲名はまったく出てこない。この曲は、セレクター英語版スペシャルズなど、その後に活動したスカのグループによってもカバーされた。1972年、この曲からサンプリングされた音が、デレゲイツ英語版のトップ10ヒット曲「Convention '72」で使われた[9]グッド・ミュージックから2012年に発表された「The One」も、この曲のサンプリングを用いている[10]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f Dave And Ansil Collins – Double Barrel - Discogs - UK盤
  2. ^ a b Dave And Ansil Collins – Double Barrel - Discogs - US盤
  3. ^ Davis, Sharon (2012). Every Chart Topper Tells a Story: The Seventies. Random House. p. 1949. ISBN 9781780574103. https://books.google.com/books?id=Z2IBSoKMsgQC&pg=RA1-PA1949 
  4. ^ a b Thompson, Dave (2002) Reggae & Caribbean Music, Backbeat Books, ISBN 0-87930-655-6, p.317
  5. ^ Whitburn, Joel (2004). The Billboard Book of Top 40 Hits: Eighth Edition. Record Research. p. 138 
  6. ^ WLS 890 Hit Parade” (1971年6月28日). 2015年11月16日閲覧。
  7. ^ WLS 890 Hit Parade” (1969年6月30日). 2015年11月16日閲覧。
  8. ^ Billboard Staff (1971-10-23). “[Hits of the World]” (archived print version). Billboard Magazine: 60. https://books.google.com/books?id=0ggEAAAAMBAJ&lpg=PA58&vq=MEXICO&hl=en&pg=PA60#v=onepage&q&f=false 2017年1月10日閲覧。. 
  9. ^ Early '70s Radio”. 2019年9月2日閲覧。
  10. ^ Cruel Summer (PDF digital booklet). GOOD Music. Def Jam Recordings. 2012.
先代
T・レックス
「ホット・ラヴ」
全英シングルチャート 1位
1971年5月1日 - 5月8日(2週)
次代
ドーン
「ノックは3回」