ダ・カーポ (ラヴのアルバム)

『ダ・カーポ』
ラヴスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックフォークロックサイケデリック・ロック
時間
レーベル エレクトラ・レコード
プロデュース ポール・A・ロスチャイルド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 80位(アメリカ[2]
  • ラヴ アルバム 年表
    ラヴ
    (1966年)
    ダ・カーポ
    (1966年)
    フォーエヴァー・チェンジズ
    (1967年)
    テンプレートを表示

    ダ・カーポ』(Da Capo)は、アメリカ合衆国バンドラヴ1966年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    「ステファニー・ノウズ・フー」と「ザ・キャッスル」は、当時アーサー・リーとブライアン・マクリーンの両名と知り合いだった少女、ステファニー・バフィントンにインスパイアされた曲で、マイケル・スチュアートによれば、当初はリーが彼女を射止めたが、その後マクリーンに取られたという[3]。LPの片面を占めていた大作「レヴレイション」は、当初は「ジョン・リー・フッカー」というタイトルで、初期のラヴのクラブ・ギグにおいて、締め括りの曲として演奏されることが多かった[4]

    反響

    [編集]

    アメリカでは本作がBillboard 200で80位を記録[2]。また、シングル「セヴン&セヴン・イズ」はBillboard Hot 100で33位に達して、バンド唯一の全米トップ40シングルとなった[5]

    評価・影響

    [編集]

    Richie Unterbergerはオールミュージックにおいて満点の5点を付け、オリジナルLPのA面に収録されていた6曲を「真の意味で一流の作品群」と称賛する一方、「レヴレイション」に関しては「本作を真の意味での名盤として評価されることを妨げている、長ったらしい19分のジャム」と評している[6]

    ローリング・ストーンズの楽曲「シーズ・ア・レインボー」は、本作収録曲「シー・カムズ・イン・カラーズ」にインスパイアされたという説もある[6][7]

    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲はアーサー・リー作。

    1. ステファニー・ノウズ・フー - "Stephanie Knows Who" - 2:34
    2. オレンジ・スカイズ - "Orange Skies" (Bryan MacLean) - 2:53
    3. ケ・ヴィダ - "¡Que Vida!" - 3:42
    4. セヴン&セヴン・イズ - "7 and 7 Is" - 2:19
    5. ザ・キャッスル - "The Castle" - 3:03
    6. シー・カムズ・イン・カラーズ - "She Comes in Colors" - 2:45
    7. レヴレイション - "Revelation" (Arthur Lee, B. MacLean, Johnny Echols, Ken Forssi) - 18:56

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注・出典

    [編集]
    1. ^ オリジナルLP (EKL-4005)のレーベルの「Recording first published November 1966」という記載に準拠。
    2. ^ a b Love Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2018年3月21日閲覧。
    3. ^ Stephanie Knows Who by Love”. Songfacts. 2018年3月21日閲覧。
    4. ^ Greenwald, Matthew. “Revelation - Love - Song Info”. AllMusic. 2018年3月21日閲覧。
    5. ^ Love Chart History - Hot 100”. Billboard. 2018年3月21日閲覧。
    6. ^ a b Unterberger, Richie. “Da Capo - Love”. AllMusic. 2018年3月21日閲覧。
    7. ^ Weiss, Jeff (2017年11月8日). “Love's Forever Changes at 50: Arthur Lee's Masterpiece Still Transcends Its Era”. LA Weekly. 2018年3月21日閲覧。