チェイス・フィールド The BOB | |
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施設データ | |
所在地 |
401 East Jefferson Street Phoenix, Arizona 85001 |
座標 | 北緯33度26分44.04秒 西経112度04分00.08秒 / 北緯33.4455667度 西経112.0666889度座標: 北緯33度26分44.04秒 西経112度04分00.08秒 / 北緯33.4455667度 西経112.0666889度 |
起工 | 1995年12月16日 |
開場 | 1998年 | 3月31日
所有者 | マリコパ郡 |
グラウンド | 人工芝(Shaw Sports Turf B1K Natural) |
ダグアウト |
ホーム - 三塁側 アウェー - 一塁側 |
建設費 |
3億4900万ドル (マリコパ郡:2億3800万ドル ダイヤモンドバックス:1億1100万ドル) |
設計者 | Ellerbe-Becket |
建設者 | Huber, Hunt & Nichols |
旧称 | |
バンクワン・ボールパーク(1998年 - 2005年) | |
使用チーム • 開催試合 | |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス(MLB)(1998年 - 現在) インサイトボウル(2000年 - 2005年) | |
収容人員 | |
49,033人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
左翼 - 330 ft(約100.6 m) 左中間 - 374 ft(約114.0 m) 左中間最深部 - 413 ft(約125.9 m) 中堅 - 407 ft(約124.1 m) 右中間最深部 - 413 ft(約125.9 m) 右中間 - 374 ft(約114.0 m) 右翼 - 334 ft(約101.8 m) |
フェンス |
左翼 - 10 ft(約3.0 m) 左中間 - 7 ft 6 in(約2.3 m) 中堅 - 25 ft(約7.6 m) 右中間 - 7 ft 6 in(約2.3 m) 右翼 - 9 ft 6 in(約2.9 m) |
チェイス・フィールド(Chase Field)は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスにある野球場。メジャーリーグベースボール(MLB)のナショナルリーグ西地区に所属するアリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地球場。
1998年の開場時は、命名権を獲得したアメリカ国内の中堅銀行のバンクワンに因みバンクワン・ボールパーク(Bank One Ballpark)と名付けられ、地元ファンからはBOB(ボブ=頭文字をとった略称)などと呼ばれ親しまれた。2005年、バンクワンが世界的に名を馳せる大手のJPモルガン・チェイス銀行と合併されると、球場の命名権も同銀行が継承、2005年シーズン途中でチェイス・フィールドに改称された。
なお、建設資金の内、フェニックス市支出分については、フェニックス市が消費税を2パーセント上げることで捻出した[1]。
チームは早くも新球場建設を求めていて、球場の所有者であるマリコパ郡が施設のメンテナンスを怠ったとして訴訟を起こしている[2]。
世界2番目かつアメリカ合衆国初となる開閉式屋根付き野球場。
屋根付き球場ながら、当初は天然芝を採用した。試合中は原則として屋根を閉じた状態にし、試合の開始前・終了後は芝生の育成のために屋根を開放していたが、平均気温が高く乾燥した気候が天然芝に悪影響を与えていたことを理由に、2019年シーズンよりフィールドを天然芝から人工芝に変更した[3]。
クアーズ・フィールドに次いで高所(海抜332m)にあり、気温の高さも相まって打球がよく伸びると言われており[4]、ライト方向に風が吹く傾向にある(夏場は屋根が閉められ、湿度調整も行われるため傾向は薄れる)。
パークファクターは平均的な数値であるが、中堅が深くフェンスが高いためにホームランが出にくい一方で、外野フェンスが複雑な形状でツーベース、スリーベースが出やすい傾向にある[5]。
この球場だけの特徴として、右中間の外野席にプールがあることが有名で、試合がある日はグループ単位の貸切で運営されている(2011年現在3,500ドル)。高い料金にもかかわらず、予約が後を絶たない。シーズンが始まる前からすべての枠が満たされ、翌シーズン目当ての先約金を受けるほど。本塁からおよそ415フィート(約126.5メートル)離れている。1998年5月12日、カブスのマーク・グレースが「プール・ショット」第1号を放った。
屋根の移動にかかる時間は4分程度で、それにかかる電気代は2ドルである[6]。
この球場では、2023年までにポストシーズンが計28試合開催されている。2001年にはダイヤモンドバックスがワールドシリーズに進出し、当球場での最終第7戦に逆転サヨナラ勝利して初の優勝を果たした。また、2023年は2001年とは逆にビジターチームであるレンジャーズが球団創設以来初の優勝を果たした。
国際大会のワールド・ベースボール・クラシックでは、2006年の第1回大会と2013年の第3回大会、2023年の第5回大会において、当球場で1次ラウンドの一部の試合が開催された。
大会 | ラウンド | 日付 | 先攻 | スコア | 後攻 | 観客動員 |
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2006年 (第1回) |
1次ラウンド プールB | 3月 7日(火) | メキシコ | 0-2 | アメリカ合衆国 | 32,727人 |
3月 8日(水) | カナダ | 8-6 | アメリカ合衆国 | 16,993人 | ||
3月 9日(木) | メキシコ | 9-1 | カナダ | 15,744人 | ||
2013年 (第3回) |
1次ラウンド プールD | 3月 8日(金) | カナダ | 4-14 | イタリア | 5,140人 |
メキシコ | 5-2 | アメリカ合衆国 | 44,256人 | |||
3月 9日(土) | カナダ | 10-3 | メキシコ | 19,581人 | ||
アメリカ合衆国 | 6-2 | イタリア | 19,303人 | |||
3月10日(日) | アメリカ合衆国 | 9-4 | カナダ | 22,425人 | ||
2023年 (第5回) |
1次ラウンド プールC | 3月11日(土) | コロンビア | 5-4 | メキシコ | 28,497人 |
イギリス | 2-6 | アメリカ合衆国 | 39,650人 | |||
3月12日(日) | イギリス | 8-18 | カナダ | 11,555人 | ||
メキシコ | 11-5 | アメリカ合衆国 | 47,574人 | |||
3月13日(月) | コロンビア | 5-7 | イギリス | 10,416人 | ||
カナダ | 1-12 | アメリカ合衆国 | 29,621人 | |||
3月14日(火) | カナダ | 5-0 | コロンビア | 10,571人 | ||
イギリス | 1-2 | メキシコ | 17,705人 | |||
3月15日(水) | メキシコ | 10-3 | カナダ | 17,245人 | ||
アメリカ合衆国 | 3-2 | コロンビア | 29,856人 |
先代 エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム |
MLBオールスターゲーム開催球場 第82回(2011年) |
次代 カウフマン・スタジアム |