チャンチグッス | |
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別名 | Banquet noodles |
種類 | グクス |
発祥地 | 大韓民国 |
Korean name | |
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各種表記 | |
ハングル: | 잔치국수 |
漢字: | none |
RR式: | janchi-guksu[1] |
MR式: | chanch'iguksu |
IPA: | [tɕan.tɕʰi.ɡuk̚.s͈u] |
チャンチグッス(朝鮮語: 잔치국수、ローマ字表記: Janchi-guksu)[2]は、大韓民国の麺料理である。小麦粉で作った麺を、カタクチイワシやマコンブで取ったスープに入れて作る。カタクチイワシの代わりに牛出汁を使うこともある。ごま油、醤油に少量のチリパウダーやネギを混ぜたたれを添える。錦糸卵、韓国海苔、ズッキーニを付け合わせとして上に乗せる[3]。付け合わせとして様々な野菜やキムチを用いることもある。チャンチは朝鮮語で「祭」を意味し、この料理が結婚式や還暦の祝いの際に作られたことを表している[4]。日本語ではにゅうめん、英語ではbanquet noodleとも言う[2]。
この料理が結婚式や誕生日、還暦祝いのパーティを祝うために韓国中で食べられていたため、料理名は、韓国語で「祭」や「宴会」するjanchi という言葉と、麺を意味するguksuを組み合わせたものである。麺は、寿命や婚姻が長く続くようにとの願いが込められている[5]。
guksuは、高麗時代に遡る記録がある。『東國李相國全集』6巻には、詩の1行の中に麺に関する記載がある。宋からの使節が書いた『高麗圖經』には、高麗では小麦が珍しく、高価であったため、特別な機会にguksuが食べられたとの記載がある。麺の最も一般的な材料は、ソバやデンプンであった[6]。