チャンドラー・ジョーンズ(Chandler Jones 1990年2月27日 - )ニューヨーク州ロチェスターモービル出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLのラスベガス・レイダースに所属している。ポジションはディフェンシブエンド。
高校時代は、Scout.comからニューヨーク州で8番目に高い評価を受けた選手となった[1]。
シラキュース大学に進学、2009年には8試合に先発し、フレッシュマンのオールアメリカンセカンドチームに選ばれた。2010年には前13試合に先発出場した。2011年、怪我のため7試合の出場にとどまったものの39タックル、4.5サックをあげてビッグ・イースト・カンファレンスのオールチームに選ばれた[1]。
2012年のNFLドラフトを前に彼はその年のアウトサイドラインバッカーのプロスペクト中最も優れた1人と目された[2]。4月26日のドラフトではシラキュース大学の選手としては2002年にドラフト指名されたドワイト・フリーニー以来の高順位となる1巡全体21位でニューイングランド・ペイトリオッツに指名された。ペイトリオッツは彼を全体21位で指名するために1巡27位、3巡93位との交換でトレードアップを行った。[3]。
5月23日にペイトリオッツと4年契約を結んだ[4]。新人の2012年から右ディフェンシブエンドとして先発出場した。テネシー・タイタンズとの開幕戦ではジェイク・ロッカーをサックし、ファンブルロストさせ、同じ新人のドンタ・ハイタワーがボールをリカバーし、リターンTDをあげた[5][6]。第2週のアリゾナ・カージナルス戦でもケビン・コルブをサックしファンブルロストさせた[5][7]。9月の4試合でチームトップの3サック、19タックル、2ファンブルルフォースをあげてAFC月間新人MVPに選ばれた[5]。第6週のシアトル・シーホークス戦ではラッセル・ウィルソンを2度サックし、オフェンスラインにも圧力をかけた[8]。ロンドンで行われたセントルイス・ラムズ戦ではサム・ブラッドフォードからシーズン6サック目をあげた[9]。
2013年、11月の3試合で17タックル、4サックをあげて、AFC月間最優秀守備選手に選ばれた[10]。この年、40タックル、AFC3位の11.5サックをあげた[11]。
2014年シーズンは10試合に出場し、43タックル、6サックを記録した。[12] チームは第49回スーパーボウルで優勝を果たし自身初のスーパーボウルリングを獲得した。[13]
2015年シーズンは、チームトップの12.5サックをあげた。
2016年3月15日、ジョナサン・クーパー、ドラフト6巡目との交換でアリゾナ・カージナルスにトレードされた[14]。シーズンでは16試合に先発し、49タックル、11サック、4ファンブルフォースを記録した[15]。
2017年3月10日に5年$8250万で契約延長した。[16] このシーズン2度目のプロボウルに選ばれた[17]。この年、リーグ最多かつフランチャイズレコードとなる17.0サックを挙げた[18]。
2018年シーズンは49タックル、13サック、3ファンブルフォースを挙げた[19][20]。
2019年シーズンは53タックル、キャリアハイとなる19サックを挙げた。
2020年は第5週で上腕二頭筋を負傷し、10月15日に故障者リスト入りした[21]ため、5試合の出場にとどまった。
2021年、シーズン開幕戦のテネシー・タイタンズ戦で1試合5サックを記録する活躍をみせ、チームの勝利に貢献し[22]、この週の週間MVPに選出された。このシーズンは10.5サックを記録した[23]。オフにFAとなった。
2022年3月16日にラスベガス・レイダースと3年契約を結んだ[24]。第13週のロサンゼルス・チャージャーズ戦では3サックを記録し、週間MVPを受賞した[25]。第15週の古巣・ペイトリオッツ戦では、同点で迎えた第4Qのラストプレーにてジョーンズは相手WRジャコビ・マイヤーズのラテラルパスをインターセプトし、そのままタッチダウンを挙げチームの勝利に貢献した[26]。このプレーは「Lunatic Lateral」「Las Vegas Lateral」などと呼ばれている。
- ^ a b “Bio”. シラキュース大学. 2014年1月19日閲覧。
- ^ “NFL.COMアナリストの予想”. NFL JAPAN (2012年). 2014年1月19日閲覧。
- ^ “ペイトリオッツ、トレードアップでDEジョーンズを21位指名”. NFL JAPAN (2012年4月27日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ “ペイトリオッツ、1巡指名DEジョーンズと契約”. NFL JAPAN (2012年5月24日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ a b c “RG3、DEジョーンズが月間新人MVPに選出”. NFL JAPAN (2012年10月6日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ Mike Reiss (2012年9月9日). “Patriots have new difference-makers”. ESPN. 2014年1月19日閲覧。
- ^ Greg Knopping (2012年9月17日). “Patriots Week 2 Game Ball: Chandler Jones”. patspulpit.com. 2014年1月19日閲覧。
- ^ Zuri Berry (2012年10月14日). “5 takeaways from Patriots-Seahawks”. boston.com. 2014年1月19日閲覧。
- ^ Zuri Berry (2012年10月28日). “Final: Patriots 45, Rams 7”. boston.com. 2014年1月19日閲覧。
- ^ “DEジョーンズとLBチャンドラーが月間最優秀選手、守備部門”. NFL JAPAN (2013年11月28日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ “DEチャンドラー・ジョーンズ”. NFL JAPAN (2013年12月30日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ “Chandler Jones 2014 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. February 23, 2019閲覧。
- ^ “Super Bowl XLIX - Seattle Seahawks vs. New England Patriots - February 1st, 2015” (英語). Pro-Football-Reference.com. February 23, 2019閲覧。
- ^ Sessler, Marc (March 15, 2016). “Patriots trade Chandler Jones to Cardinals”. NFL.com. March 15, 2016閲覧。
- ^ “Chandler Jones 2016 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. February 23, 2019閲覧。
- ^ Patra, Kevin (March 10, 2017). “Chandler Jones, Cardinals finalize five-year extension”. NFL.com. 2020年3月30日閲覧。
- ^ “NFL announces 2018 Pro Bowl rosters”. NFL.com (December 19, 2017). December 26, 2017閲覧。
- ^ “Chandler Jones sets Arizona Cardinals record for sacks in a season” (英語). azcentral. February 23, 2019閲覧。
- ^ “Chandler Jones 2018 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. February 23, 2019閲覧。
- ^ “2018 Arizona Cardinals Statistics & Players” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2019年7月23日閲覧。
- ^ Urban, Darren (October 15, 2020). “Cardinals Sign Isaiah Irving To Help At Linebacker; Chandler Jones To IR”. AZCardinals.com. 2021年9月13日閲覧。
- ^ “初戦でサック5回をマークしたカーディナルスLBチャンドラー・ジョーンズ”. NFL JAPAN. (2021年9月13日). https://nfljapan.com/headlines/67711 2021年9月13日閲覧。
- ^ “自分の才能を最大限に発揮できるチームとの契約を目指すカーディナルスOLBジョーンズ”. NFL JAPAN. (2022年3月13日). https://nfljapan.com/headlines/74801 2022年3月17日閲覧。
- ^ “レイダースがDEチャンドラー・ジョーンズと契約へ、エンガーコエをコルツCBヤシンとトレード”. NFL JAPAN. (2022年3月17日). https://nfljapan.com/headlines/74984 2022年3月17日閲覧。
- ^ “ベンガルズQBバロウ、イーグルスQBハーツらが第13週の最優秀選手に”. NFL JAPAN. (2022年12月8日). https://nfljapan.com/headlines/84038 2023年2月24日閲覧。
- ^ “勝負を分けたプレーに、“チャンドラー・ジョーンズは見えなかった“とペイトリオッツWRマイヤース”. NFL JAPAN. (2022年12月19日). https://nfljapan.com/headlines/83539 2023年1月25日閲覧。
- ^ Franklin McNeil (2010年7月28日). “More to Jon Jones than just innate skills”. ESPN. 2014年1月19日閲覧。
- ^ Report: Chandler Jones hospitalized after using synthetic marijuana BLOODY ELBOW 2016年1月13日
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1981年シーズンまで正式な記録として扱われず、2013年シーズンからディーコン・ジョーンズ賞として表彰 |
NFL2010年代オールディケードチーム
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