チャールズ・シャノン Charles Shannon | |
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自画像 | |
生誕 |
1863年4月26日 イギリス,Sleaford |
死没 |
1937年3月18日 イギリス,キュー (ロンドン) |
チャールズ・シャノン(Charles Haslewood Shannon RA、1863年4月26日 - 1937年3月18日)はイギリスの画家、版画家である。肖像画で知られ、作品はナショナル・ポートレート・ギャラリーなどに収められている。
リンカンシャーのSleafordに聖職者の息子に生まれた。ロンドンの美術学校、「City and Guilds of London Art School」で学び、そこで生涯にわたる友人で、一緒に活動することになるチャールズ・リッケッツと知り合った[1]。15世紀のヴェネツィア派の画家、ジョルジョーネなどの作品から影響を受けた[2]。
リッケッツが相続した遺産をもとに、1889年にリッケッツと美術雑誌、「The Dial」を創刊し、ラファエル前派や象徴主義の美術を援護する活動を行った。雑誌は1897年に発行を止めるが、リッケッツと1893年に出版社「Vale Press」を創立した。この出版社は、シャノンやリッケッツが、活字をデザインし、挿絵を描き、装丁も行った80冊以上の書籍を出版した。詩人、ジョン・ヘンリー・グレイやオスカー・ワイルドの作品を美しい書籍で出版した。1899年に出版所は火事にあい、リッケッツは出版業を止めた。
1900年のパリ万国博覧会でシャノンは銀賞を受賞した。1898年に設立された国際彫刻家・画家・版画家協会('International Society of Sculptors, Painters and Engravers)の会員になった。
美術収集家としても絵画や骨とう品、日本の版画などを収集し、そのコレクションの大部分は、ケンブリッジ大学の施設であるフィッツウィリアム美術館に収蔵されている。
1928年に絵を飾っている時に転落事故を起こし、頭を傷つけ、障害が残り、芸術活動を続けられなくなった[3]。