概要 | |
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種類 | 自動式拳銃 |
製造国 | ユーゴスラビア[1] |
設計・製造 | ツァスタバ・ナメンスキー・プロイザボト(現:ツァスタバ・アームズ)[1] |
性能 | |
口径 | 7.62mm[1] |
銃身長 | 116mm[1] |
ライフリング | 4条[2] |
使用弾薬 | 7.62x25mmトカレフ弾[1] |
装弾数 | 9+1発[1] |
作動方式 | ハンマー露出型シングルアクション、ティルトバレル式ショートブローバック[1][3] |
全長 | 200mm[1] |
重量 | 900g[1] |
ツァスタバ M57(英語:Zastava M57、セルビア語:Застава М57)は、旧ユーゴスラビア(現セルビア)のツァスタバ・ナメンスキー・プロイザボト(現:ツァスタバ・アームズ)で開発された、軍用向けの自動式拳銃である[1]。
全体的な設計は、旧ソ連製のトカレフTT-33自動式拳銃をコピーしたものとなっている[1][3]。原型からの変更点としては、グリップフレームが延長されて装弾数が1発増加(8→9発)した点、マガジンセフティが追加された点などが挙げられる[1]。
フレームとスライドはスチール合金、グリップパネルはポリマーまたはウォールナットで出来ている[4]。また、クロームメッキモデルも存在する[5]。作動方式にはティルトバレル式ショートリコイル方式を採用しており、撃発機構はハンマー露出型のシングルアクション方式である[1][3]。
基本モデルでは、原型のトカレフTT-33と同じくマニュアルセフティが存在しないが、マガジンセフティが追加されており、マガジンを外した状態では射撃できない[1]。
旧ユーゴスラビア軍の標準制式拳銃として使用された[3]。軍用としては後継のツァスタバ CZ99が登場しているが、2024年時点でも、ツァスタバ・アームズ社の製品一覧には護身用拳銃として本銃が掲載されている[4]。