ツクバネ属 | |||||||||||||||||||||
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ツクバネ Buckleya lanceolate
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Buckleya Torr.[1] | |||||||||||||||||||||
タイプ種 | |||||||||||||||||||||
Buckleya distichophylla (Nutt.) Torr. [1] | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ツクバネ属(衝羽根属)[2] | |||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||
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ツクバネ属は、ビャクダン科の属の1つ。半寄生植物である[3]。
高さ1.5-2mになる落葉性で半寄生性の低木植物。葉は対生し、短い葉柄があり、縁は全縁になる。雌雄異株である。雄花は小さく頂生または腋生し、花序は集散花序である。雄花の構造は4片の花被片と4本の雄蕊があり、雄蕊は花被片の基部に着生する。雌花は枝端に1個つき、子房下位で短い花柱があり、4個の葉状の苞が花被の基部につく。花被片は筒状で先は4片に裂け、裂片は小さくて脱落性で雄蕊はない。子房内には3-4個の胚珠がある。果実は卵形から楕円形で先に大型の苞が宿存する[3]。
東アジアと北アメリカ南部に約5種が分布し、日本には1種ある[4]。
属名 Buckleya は、アメリカの植物学者 Samuel Botsford Buckley(1809-1884)の名に因んだものである[5]。