ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 |
Windows [Win] PlayStation 2 [PS2] PlayStation Portable [PSP] |
開発元 | 日本ファルコム |
発売元 |
日本ファルコム (Win,PSP) タイトー (PS2) |
人数 | 1人 |
メディア |
[Win] CD-ROM,DVD-ROM [PS2] DVD-ROM [PSP] UMD |
発売日 |
[Win] 2001年12月20日 [PS2] 2004年6月11日 [PSP] 2008年12月11日 |
対象年齢 |
[PS2] 全年齢 [PSP] CERO:A(全年齢対象) |
必要環境 |
[Win] OS:Windows 98/2000/Me/XP CPU:Pentium II/400MHz以上(Pentium III/500MHz以上推奨) メモリ:[Win98/Me]96MB以上、[Win2000/XP]128MB以上 HDD空き容量:[WAVE選択時]1.6GB以上、[ADPCM選択時]1.2GB以上 ディスプレイ:解像度640x480以上、65,536色以上表示可能なもの。VRAM16MB以上で、DirectX5以降に対応したアクセラレータ サウンド:DirectX5以降対応のサウンド機能[WAVE選択時]WAVE/44.1kHz(BGM,SE)、[ADPCM選択時]ADPCM/44.1kHz(BGM)& WAVE/44.1kHz(SE) |
その他 | Windows版は全て初回パッケージのデータとなる。 |
『ツヴァイ!!』 (Zwei!! 、 Zwei: The Arges Adventure) は2001年に発売された、日本ファルコム開発・発売のWindows用アクションRPG。
タイトルの「ツヴァイ(Zwei)」が示すように、2人の主人公「ピピロ」と「ポックル」そして2人についてくるペットを動かしてゲームを進める。同社では『ぽっぷるメイル』以来となるコミカルなストーリーで、また発売当時はリメイク作品を中心に出していた同社としては久々のオリジナル新作だった。イメージイラストレーション・パッケージイラストは七瀬葵が手がけた。
2004年にはタイトーからPlayStation 2版が、2008年には日本ファルコムからPlayStation Portable版が発売された。PS2版・PSP版ではWindows版にあったランチャー・アクセサリー群の要素がカットされているほか、Win版ではクリアする必要のなかった一部のダンジョンがクリアに必須となった。また、PSP版はイメージイラストが続編の『ツヴァイ2』準拠のものに改定され、キャラクターボイスが追加、BGMもアレンジバージョンに変更されている。
2007年にはオンラインゲームである『ツヴァイ!!オンライン』の制作が発表され、2008年9月には、続編である『ツヴァイ2』が発売された。
グランヴァレン辺境に位置し、豊かな自然といくつもの遺跡を抱える浮遊大陸「アルジェス」。伝説によれば500年前に「魔法大戦」の決戦の地となったと伝えられているが、現在ではたまに遺跡目当ての冒険家たちが降り立つ程度で、住民はのんびりとした生活を過ごしていた。
そんなある日のこと。大陸の真ん中に位置するプック村で事件が起きた。互いに14歳の誕生日を迎えた義理の姉弟ピピロとポックルは、村の外れを歩く見慣れぬ男を見つける。男は村外れの神殿に入ると、村の宝である6体の女神像を持ち去ってしまう。事情を村長とシスターに報告、英雄にあこがれるポックルは村の宝を取り戻したい、神像探しに行かせてほしいと張り切る。渋っていたピピロも神像にかけられた報奨金の話を聞くと乗り気になる。こうして2人は奪われた神像を探す冒険へと向かうのだった。
声優欄は(PC版・PS2版 / PSP版)の順。
以下、Windows版を基準とする。
ゲームはピピロとポックル、2人のキャラクターを切り替えて進めていく。ピピロは精神力に優れ、魔法に寄る遠隔攻撃が中心となり、ポックルは防御力に優れ、接近戦に強い。連続攻撃を数多く行なうことで「コンボストック」を溜めることができ、これを開放することで溜め攻撃(ゲームの進行具合いに応じて、おまけの一撃→気合いの一撃→ツープラトン→スリープラトン、と発展)が可能となる。
2人についてくるペットは作戦設定によって自動的に攻撃や回復を行なう。さらにペットモニター(後述)によって成長ができ、その成長度合によってゲームの進行も容易となる。
また、キャラクターの成長方法にも特徴があり、通常のRPGと異なり敵を倒しただけではレベルアップしない。敵が出す回復アイテムを食べることによってヒットポイント(HP)回復とともに経験値が得られる。さらにアイテムを一定量集めることでHP回復量・得られる経験値ともに大きな上位アイテムと交換が可能になっている。
本作にはやり込み要素が多数盛り込まれている。本作には「アイテム辞典」、「魔獣辞典」、「スコアブック」、「キャラノート」といったプレイ状況が反映されるアイテムがあり、これらそれぞれのコンプリートを目指すプレイもできる。各ダンジョンで好成績を出す、所定のアイテムを一定数集める、アイテム交換を繰り返すなど取得のためにそれぞれ条件を満たす必要があるアイテムもある。また「魔獣辞典」コンプリートには特定の場所にしかいない敵を倒す必要がある。1周クリア後も前述の辞典などを引き継いでプレイすることができ、また2周目以降でないと登場しないアイテムなどもある。
ゲーム本体はランチャーによって起動するが、ランチャーにはゲームの進行具合によってゲーム本体以外のデスクトップアクセサリー群が使えるようになる。
本編とは関係なしに遊べるミニゲームが3種類用意されている。
日本ファルコムからのライセンスの元、韓国のNEONSOFT CORPORATIONと日本の株式会社ディンプスの2社の共同開発によってオンラインゲーム「ツヴァイ!!オンライン」(Zwei!! Online)の製作が発表されている。2008年に韓国でサービスを開始予定、以後順次日本を含めた各国で順次サービスを行う計画となっている。