概要 | |
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開催時期 | 9月上旬もしくは中旬 |
開催地域 | 日本・北海道 |
英語名 | Tour de Hokkaido |
地域名 | ツール・ド・北海道国際大会 |
愛称 | ツール・ド・北海道 |
分野 | ロードレース |
カテゴリー | UCIアジアツアー2.2 |
形態 | ステージレース |
主催者 |
公益財団法人ツール・ド・北海道協会 日本自転車競技連盟 |
責任者 | 綿貫民輔 |
歴史 | |
初回開催年 | 1987年 |
開催回数 | 37回(2023年) |
初代優勝者 | 高橋松吉( 日本) |
最多優勝者 | 今中大介( 日本)(3回) |
直近優勝者 | 門田祐輔( 日本) |
ツール・ド・北海道(ツール・ド・ほっかいどう、Tour de Hokkaido)は、毎年9月に北海道で行われる自転車ロードレース大会である。公益財団法人ツール・ド・北海道協会が主催する。
ツール・ド・フランスにならい北海道を一周するステージレースを目標とする。1987年から毎年開催され、1997年からは「ツール・ド・北海道国際大会」となった。グレードはUCIアジアツアー2.2。かつては日本最大のステージレースであったが、近年は規模を縮小する傾向にあり、2023年現在はツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野に次ぐ規模となっている。
コースは毎年変更される。以前は北海道内を「道北」「道南」「道東」の3地区に分け、年ごとに順に開催される形だったが、2023年現在は複数地区を跨ぐようなコース設定も行われている。
2018年は直前に発生した北海道胆振東部地震で、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染拡大で、2023年は初日のレース中に起きた一般車両と選手の交通事故(後述)で、それぞれ開催が中止された。
回 | 年 | 団体総合時間賞 | 個人総合時間賞 | 個人総合ポイント賞 | 個人総合山岳賞 |
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1 | 1987 | ブリヂストン | 高橋松吉 | 鈴木光広 | 三谷寛志 |
2 | 1988 | シマノ | 橋詰一也 | 橋詰一也 | 高橋松吉 |
3 | 1989 | ボスコ | 大石一夫 | 山田隆博 | - |
4 | 1990 | ボスコ | 今中大介 | 大野直志 | 安藤康洋 |
5 | 1991 | ボスコ | 今中大介 | 大野直志 | イアン・チィバース |
6 | 1992 | アイルランド | スティーブン・スプラット | スティーブン・スプラット | - |
7 | 1993 | シマノ | 今中大介 | 安藤康洋 | ヘンリー・コナー |
8 | 1994 | 日本鋪道 | 大野直志 | 大野直志 | 江原政光 |
9 | 1995 | 日本鋪道 | アンドレア・グィドッティ | 湯学忠 | ローラン・ミュラー |
10 | 1996 | カナダ | エリック・ウォルバーグ | ルイス・デコーニング | ウォーリー・ブィアステーデ |
11 | 1997 | アコムラバネロ | ミケーレ・コレオーニ | チェスラウ・ルカツウィックス | ゴードン・マッコーリー |
12 | 1998 | 日本鋪道 | 行成秀人 | 水谷壮宏 | 住田修 |
13 | 1999 | アイルランド | 橋川健 | チャールズ・ディオンヌ | 鈴木真理 |
14 | 2000 | ブリヂストン・アンカー | エリック・ウォルバーグ | マーク・スキャンロン | 新保光起 |
15 | 2001 | アイルランド | デヴィッド・マッキャン | デヴィッド・マッキャン | ポール・グリフィン |
16 | 2002 | 日本鋪道 | シモーネ・モーリ | 岡崎和也 | 狩野智也 |
17 | 2003 | 日本鋪道 | 廣瀬敏 | クラウディオ・ビッツォフェラート | 福島晋一 |
18 | 2004 | チームNIPPO | ワン・カンポ | 朴晟伯 | ワン・カンポ |
19 | 2005 | チームNIPPO | エディー・ラッティ | マリウス・ヴィズィアック | エディー・ラッティ |
20 | 2006 | スキル・シマノ | 西谷泰治 | マリウス・ヴィズィアック | 土井雪広 |
21 | 2007 | オーストラリア | ヘンリ・ヴェルネル | ヘンリ・ヴェルネル | 土井雪広 |
22 | 2008 | ヴァン・ヴリエ | 宮澤崇史 | 宮澤崇史 | ジュースト・ヴァンレイジェン |
23 | 2009 | シマノレーシング | 宮澤崇史 | 宮澤崇史 | 清水都貴 |
24 | 2010 | チームブリヂストンアンカー | 清水都貴 | パク・スンベク | ジャン・キュング |
25 | 2011 | ダンジェロ&アンテヌッチィ-NIPPO | ミゲール・アンジェロ・ルビアーノチャヴェス | マキシミリアーノ・リケーゼ | ミゲール・アンジェロ・ルビアーノチャヴェス |
26 | 2012 | 宇都宮ブリッツェン | マキシミリアーノ・リケーゼ | マキシミリアーノ・リケーゼ | ニック・ハミルトン |
27 | 2013 | チームNIPPO-デローザ | トマ・ルバ | トマ・レバ | 阿部嵩之 |
28 | 2014 | ヴィーニ ファンティーニ NIPPO | ジョシュア・プリート | 窪木一茂 | アレッサン・マラグーティ |
29 | 2015 | NIPPO-ヴィーニファンティーニ | スタキオティ・リカルド | コッリ・ダニエレ | デリアック・ロイック |
30 | 2016 | ブリヂストンアンカーサイクリングチーム | 増田成幸 | デネグリ・ピエールパオロ | 増田成幸 |
31 | 2017 | NIPPO-ヴィーニファンティーニ | ガルシア・マルコス | 岡本隼 | 冨尾大地 |
32 | 2018 | 未開催 | |||
33 | 2019 | NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ | フィリッポ・ザッカンティ | ファンホセ・ロバト | ジョアン・ボウ |
34 | 2020 | 未開催 | |||
35 | 2021 | 未開催 | |||
36 | 2022 | キナンレーシングチーム | 門田祐輔 | 今村駿介 | 留目夕陽 |
37 | 2023 | 初日の事故(#2023年の事故)により大会中止[2] | |||
38 | 2024 | 2023年の事故の対策ができず、開催を見送られた[3]。 |
大きなイベントということで、道内民放テレビ局が後援者となり番組内でレース情報について取り上げられることがある。また1、2時間のダイジェスト番組も制作されることがあり、通常10月(J SPORTS:11月)に放送される。2009年からはBS朝日で放送されている。
2007年までは北海道文化放送、2008年からは北海道テレビ放送が担当している。
2013年より公式YouTubeチャンネルを開設。ただし、ライブ配信については電波の問題のためスタート、フィニッシュ及び表彰式のみ行われ、レース当日にダイジェストとして配信される。
大会開催期間中の3日間にわたりツール・ド・北海道 市民レースも開催される。2007年度は市民レースがステージレース化された。
ロードレースの場合、左側車線の通行しか認められていない。これは「迂回路が少なく、コースの交通規制を長時間行えない」「警察からの道路使用許可が片側しか得られない」という2つの理由からである。2023年現在、交通規制対象区間については、左側車線を警察が、右側車線を主催者(実際には規制業務を委託された警備会社)がそれぞれ規制する形となっている[4]。
1997年の大会ではこのことが問題となった。この大会の第3ステージ(9月17日開催)は当初豊富町から留萌市までのコースで予定していた。しかし、横風により右側車線にはみ出す選手が続出したために急遽中止になった。この大会では選手86人に罰金50スイスフランと20秒の罰則時間が科された。
2023年の大会では、初日、北海道道291号吹上上富良野線内を交通規制を掛けながら実施されたが[5]、対向車線にはみ出した選手が規制前に進入していた乗用車と正面衝突する事故が発生。選手は病院に運ばれたものの翌日に死亡した[6]。この事故を受けて大会全日程が中止となった[7]。更に24年の開催も見送り[8]。
事故現場を含むコースは、自転車の走行車線を北海道警察(道警)が公式に規制、一般車両(事故当該車両)が走行していた反対車線は大会側による警備と規制が行われていた。
事故後、道警は、逮捕案件ではないため報道発表は行わないという立場であったことから、北海道放送(HBC)は独自に取材を進め、証拠となる映像を入手、同年10月6日、検証結果を発表した。この映像は当該車両とは別の車の車載カメラによるもので、検証の結果、
など、複数の問題が明らかとなり、協会側のずさんな運営が浮き彫りとなった[9]。
前述のように、道北、道南、道東の順でローテーションで開催され、最終日は札幌で終える形式を採用することが多い。初期は札幌が終点にならないケースも見られた。1996年から2012年までは最終日にモエレ沼公園をゴールとする、または公園内を周回するコース設定がほぼ定着していたが、2013年以降は再び札幌を終点としないケースが多くなっている。
回 | 開催期間 | ステージ数 | 総距離 | 地域 | 終点 | 特記事項 |
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17 | 2003年9月10日 - 9月15日 | 6 | 767.25 km | 道北 | モエレ沼公園 | |
18 | 2004年9月15日 - 9月20日 | 6 | 765.6 km | 道南 | 上磯町運動公園付近 | |
19 | 2005年9月14日 - 9月19日 | 6 | 792.55 km | 道東 | モエレ沼公園 | |
20 | 2006年9月13日 - 9月18日[10] | 6 | 736.5 km | 道北 | 大通公園 | |
21 | 2007年9月13日 - 9月17日[11] | 6 | 676.8 km | 道南 | モエレ沼公園 | |
22 | 2008年9月11日 - 9月15日[12] | 6 | 726.1 km | 道東 | モエレ沼公園 | |
23 | 2009年9月9日 - 9月13日[13] | 6 | 704.6 km | 道北 | モエレ沼公園 | |
24 | 2010年9月16日 - 9月20日[14] | 5 | 636.35 km | 道南 | モエレ沼公園 | |
25 | 2011年9月16日 - 9月19日[15] | 4 | 598.75 km | 道東 | モエレ沼公園 | |
26 | 2012年9月15日 - 9月17日[16] | 3 | 516 km | 道北 | モエレ沼公園 | |
27 | 2013年9月14日 - 9月16日[17] | 3 | 428 km | 道南 | 望洋サッカー場前 | |
28 | 2014年9月13日 - 9月15日[18] | 3 | 543 km | 道東 | 希望が丘運動公園前 | |
29 | 2015年9月11日 - 9月13日[19] | 3 | 550 km | 道北 | モエレ沼公園 | |
30 | 2016年9月1日 - 9月3日[20] | 4 | 511 km | 道南 | 真駒内公園 | |
31 | 2017年9月8日 - 9月10日[21] | 3 | 424 km | 道南 | 函館山山頂 | |
32 | 2018年9月7日 - 9月9日[22] | 3 | 536 km | 道東 | とうまスポーツランド | 9月6日に発生した北海道胆振東部地震により中止 |
33 | 2019年9月6日 - 9月8日[23] | 3 | 541 km | 道東 | とうまスポーツランド | |
34 | 2020年 | − | − | − | − | 新型コロナウイルス感染拡大により中止 |
35 | 2021年9月24日 - 9月26日[24] | 3 | 171 km | 道央 | 中央1丁目5先市道 | |
36 | 2022年9月9日 - 9月11日[25] | 3 | 171 km | 道央 | 緑ヶ丘公園 | |
37 | 2023年9月8日 - 9月10日 | 3 | 532 km | 道北/道東 | 当麻町スポーツセンター | 初日の交通事故のため全日程中止 |
10月7日から11日まで開催。札幌市を起点とし、支笏湖畔、ニセコ、洞爺湖畔などを経由するコース。
9月11日から17日まで開催。道央を走るコース。4地区のローテーションで開催された最後の大会。
9月30日から10月6日まで開催。この年から最終日は札幌で競技を行うようになった。日程は以下の通り。
9月15日から20日まで開催。道東をメインとしたコース。
9月14日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月11日から16日まで開催。道東をメインとしたコース。
9月10日から15日にかけて開催。以下のような日程をたどった
9月15日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月14日から19日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月13日から18日まで開催。道北をメインとしたコース。
9月13日から17日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月11日から15日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月9日から13日まで開催。以下のような日程をたどった
道北をメインとしたコース。
9月16日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。
9月16日から19日まで開催。
9月15日から17日まで開催。