ティンカラー | |
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出版の情報 | |
出版者 | マーベル・コミック |
初登場 | 『アメイジング・スパイダーマン』 第2号(1963年5月) |
クリエイター | スタン・リー スティーヴ・ディッコ |
作中の情報 | |
フルネーム | フィニアス・メイソン(Phineas Mason) |
所属チーム | マスターズ・オブ・イーヴィル |
能力 | 天才的な発明能力 武器の設計および製造 広範な科学的知識 |
ティンカラー (Tinkerer) は、スパイダーマンシリーズに登場するスーパーヴィランのひとり。天才的な発明家であり、スーパーヴィラン相手にさまざまな装置や乗り物、兵器を提供している。
本名は、フィニアス・メイソン (Phineas Mason)。発明家であり、普通の家にあるものを独創的で新しい装置に作り変える才能を持つが、老齢を理由に自らは工房に籠り、危険なことは他人に任せている。初登場は1963年発行のアメイジング・スパイダーマン第2号であり、度々、スパイダーマンの前に立ちはだかってきた。
スパイダーマンとの最初の戦闘は、ミステリオと共にラジオ修理のペテン行為を働いていた時だった。彼らは修理に出されたラジオに盗聴器を仕掛け、売りさばく事のできる個人情報を手に入れていた。その後、キングピンがスパイダー・モービルを奪い、カスタマイズ技師として雇われるが、スパイダーマンの妨害により失敗に終わる。当初スパイダーマンはティンカラーが異星人だと思っていたが、この一件によりティンカラーが地球人であることを知る。
その次にティンカラーが登場したのは、ブルックリンの細い路地裏にある小さな店にたどり着いた時だった。彼の店は「フィックス・イット」と呼ばれ、「音痴なラジオを持ってきた」という暗号を言わないと、ヴィランたちでさえ店の中に入れなかった。彼はこの店で、儲けから25%の分け前をくれる人々のために、何年も働き続け、たくさんの請負仕事をこなした[1][2]。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の『スパイダーマン:ホームカミング』では、マイケル・チャーナスが演じた。吹き替えは山本満太が担当した。
元々はエイドリアン・トゥームスが運営する残骸処理会社の一員の従業員で、“ニューヨーク決戦”の後始末にあたっていたが、トニー・スターク/アイアンマンがアメリカ政府と共に組織した“ダメージ・コントロール局”の介入により失業。だがトゥームスが政府に未提出だった“チタウリ”の兵器の残骸などを再利用して利益を得ることを思い付いたことで、自身もトゥームスと共にハイテク武器の密造・密売へ転業した。
その巧みな腕を振るい、回収されたチタウリやウルトロンの残骸を再利用して、さまざまなハイテク武器の開発を担当し、バルチャーとして外部で残骸回収にあたるトゥームスに、端末と無線で現地情報のナビゲーションなども行う。
トゥームスに忠実だが、彼の携帯電話に入った留守電を無断で覗き見して怒らせてしまうドジな一面もある。