![]() アトランタ・ホークスでのハンター (2021年) | |
クリーブランド・キャバリアーズ No.12 | |
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ポジション | SF / SG |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
国籍 |
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生年月日 | 1997年12月2日(27歳) |
出身地 |
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身長 | 203cm (6 ft 8 in) |
体重 | 100kg (220 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | フレンズ・セントラル・スクール |
大学 | バージニア大学 (2017-2019) |
NBAドラフト | 2019年 / 1巡目 / 全体4位[1] |
ロサンゼルス・レイカーズから指名 | |
NBADraft.net / DraftExpress | |
プロ選手期間 | 2019年–現在 |
経歴 | |
2019–2025 | アトランタ・ホークス |
2025– | クリーブランド・キャバリアーズ |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
デアンドレ・ジェームズ・ハンター(De'Andre James Hunter, 1997年12月2日 - )は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手。NBAのアトランタ・ホークスに所属している。ポジションはスモールフォワード。
ハンターはペンシルベニア州ウィンウッドにあるフレンズ・セントラル・スクールに入学をした。ジュニアのシーズン、1試合平均21.6得点、11.0リバウンド、5.0アシストをマークし、最終学年の2015-16シーズンは、1試合平均23.5得点、9.8リバウンド、3.0アシスト、2.5ブロックを記録した[1]。この年ペンシルベニア州クラスAAの最優秀選手に選ばれた[2]。2016年の大学進学を前に彼はESPNから全米で73人目、スモールフォワードとしては14番目の選手に評価された[3]。ノースカロライナ州立大学、ノートルダム大学からもオファーを受けていたが、2015年9月12日、彼はバージニア大学への進学を決めた[4]。
1年生のシーズンはレッドシャツで過ごした。フレッシュマンとなった2017-18シーズン、平均19.9分に出場して、9.2得点、3.5リバウンド、1.1アシストの成績を残し、アトランティック・コースト・カンファレンスのシックスマン賞及びオールフレッシュマンチームに選ばれた[2]。この年の3月1日に行われたルイビル大学戦では26フィートの距離からブザービーターとなる3ポイントシュートを成功、チームは67-66で勝利した[5]。33試合中16試合で2桁得点をあげる活躍を見せた。チームも彼が2桁得点をあげた試合では15勝1敗の成績を残した。左手首の骨折でNCAAトーナメントを欠場した[6]。彼を欠いたチームはNCAAトーナメントの地区第1シードであったが1回戦で第16シードのメリーランド大学ボルチモア校に敗れた。2018年のNBAドラフト1巡で指名される可能性もあった彼はアーリーエントリーをせずに大学でのプレーを継続することに決めた[7]。
2年次の2018-19シーズンは、38試合に先発出場、平均32.5分に出場し、15.2得点、5.1リバウンド、2.0アシストをあげて、カンファレンスの最優秀守備選手、ファーストチーム、オールアメリカンのサードチームに選ばれた。シュート成功率は、カンファレンス2位、得点もカンファレンス9位の成績であった[2]。この年もチームはNCAAトーナメントに地区第1シードで進出、テキサス工科大学とのトーナメント決勝で27得点、9リバウンドをあげてチームは85-77で勝利した。なお彼は残り12秒9に貴重な同点3ポイントシュートを決めている。シーズン終了後、大学に残らず2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーすることを表明した。
6月20日に行われたNBAドラフトにて1巡目全体4位でロサンゼルス・レイカーズから指名され[8]、翌月6日にアンソニー・デイビスとのトレードで交渉権がニューオーリンズ・ペリカンズへ放出され、さらに翌日に同年のドラフトで全体8位指名のジャクソン・ヘイズなどとのトレードでアトランタ・ホークスへ交渉権が移った[2]。また、ドラフトでは大学の同僚のタイ・ジェロームは全体24位、カイル・ガイは全体55位でそれぞれ指名された。
2019-20シーズン、1年目から先発に定着し、63試合に平均32.0分の出場で、12.3得点、4.5リバウンド、1.8アシスト、0.7スティールを記録したが、NBAオールルーキーチームには選出されなかった。
2020-21シーズン、2021年1月24日のミルウォーキー・バックス戦で自身初の30得点以上となる33得点を記録した[9]。1月29日のワシントン・ウィザーズ戦で右膝を痛めて途中退場し[10]、その後多くの試合を欠場した。3月のライジング・スターズ・チャレンジに選出された。このシーズンは23試合に平均29.5分の出場で、15.0得点、4.8リバウンド、1.9アシスト、0.8スティールなどを記録した。チームとして4年ぶりのプレーオフでは1回戦で全5試合に先発出場し、平均10.8得点・4.0リバウンドなどを記録しカンファレンス準決勝進出に貢献したが、右膝半月板損傷が判明した。6月15日に右膝の手術を受けてシーズンを終えた[11]。
2021-22シーズン、2022年4月26日に行われたマイアミ・ヒートとのプレーオフ第1回戦の第5戦で、キャリアハイとなる35得点を含む11リバウンド、2アシスト、3スティールを記録したが、チームは94-97で惜敗した。これにより、チームはプレーオフ敗退となった[12]。
2022-23シーズン、10月17日にホークスとの4年総額9,500万ドルの延長契約に合意した[13]。2023年1月13日のインディアナ・ペイサーズ戦でキャリアハイとなる6本の3ポイントシュートを含む26得点を記録し、チームは113-111で辛勝した[14]。
2024-25シーズン、2025年1月27日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイに並ぶ35得点を記録したが、チームは92-100で敗れた[15]。
2月6日にカリス・レヴァート、ジョージ・ニアン、3つの将来のドラフト指名権、2つのドラフト1巡目指名交換権とのトレードでクリーブランド・キャバリアーズへ移籍した[16]。
略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2019–20 | ATL | 63 | 62 | 32.0 | .410 | .355 | .764 | 4.5 | 1.8 | .7 | .3 | 12.3 |
2020–21 | 23 | 19 | 29.5 | .484 | .326 | .859 | 4.8 | 1.9 | .8 | .5 | 15.0 | |
2021–22 | 53 | 52 | 29.8 | .442 | .379 | .765 | 3.3 | 1.3 | .7 | .4 | 13.4 | |
2022–23 | 67 | 67 | 31.7 | .461 | .350 | .826 | 4.2 | 1.4 | .5 | .3 | 15.4 | |
2023–24 | 57 | 37 | 29.5 | .459 | .385 | .847 | 3.9 | 1.5 | .7 | .3 | 15.6 | |
2024–25 | 37 | 4 | 28.7 | .461 | .393 | .858 | 3.9 | 1.5 | .8 | .1 | 19.0 | |
通算 | 300 | 241 | 30.5 | .449 | .368 | .819 | 4.1 | 1.5 | .7 | .3 | 14.8 |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | ATL | 2 | 2 | 29.3 | .467 | .250 | 1.000 | 6.0 | 1.0 | .0 | .0 | 16.0 |
2023 | 1 | 1 | 22.8 | .222 | .000 | .667 | 6.0 | 2.0 | .0 | .0 | 6.0 | |
2024 | 1 | 1 | 42.2 | .188 | .000 | .667 | 2.0 | 4.0 | .0 | .0 | 8.0 | |
通算 | 4 | 4 | 30.9 | .345 | .118 | .750 | 5.0 | 2.0 | .0 | .0 | 11.5 |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ATL | 5 | 5 | 30.4 | .400 | .375 | .750 | 4.0 | .6 | .2 | .6 | 10.8 |
2022 | 5 | 5 | 35.0 | .557 | .462 | .800 | 3.8 | .6 | .8 | .2 | 21.2 | |
2023 | 6 | 6 | 37.3 | .459 | .368 | .800 | 5.7 | 1.2 | .7 | .3 | 16.7 | |
通算 | 16 | 16 | 34.4 | .480 | .400 | .783 | 4.6 | .8 | .6 | .4 | 16.3 |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017–18 | バージニア | 33 | 0 | 19.9 | .488 | .382 | .755 | 3.5 | 1.1 | .6 | .4 | .9 | 9.2 |
2018–19 | 38 | 38 | 32.5 | .520 | .438 | .783 | 5.1 | 2.0 | .6 | .6 | 1.4 | 15.2 | |
通算 | 71 | 38 | 26.6 | .509 | .419 | .773 | 4.4 | 1.6 | .6 | .5 | 1.2 | 12.4 |
8歳の時に父親を亡くし、兄が父親代わりを務めた[17]。
NBAドラフトで指名された際、ESPNの解説を務めたチャウンシー・ビラップスにジェイ・クラウダーと比較された[18]。