『ディオフィールド クロニクル』(The DioField Chronicle)は、スクウェア・エニックスより2022年9月22日に発売されたゲームソフト。
対応プラットフォームはNintendo Switch・PlayStation 5・PlayStation 4・Xbox Series X/S・Xbox One・PC(Steam配信)[2]。
スクウェア・エニックスの新規IPによるファンタジーシミュレーションRPG。ジオラマをイメージしたビジュアルや「リアルタイムタクティカルバトル」と称した、リアルタイムストラテジーにタクティカルゲームの要素を織り込んだゲームデザインが特徴。
開発担当はランカースでスタッフィングはアートディレクションに上国料勇、キャラクターデザインにタイキ、コンポーザーにラミン・ジャヴァディとブランドン・キャンベルを起用[3]。
リアルタイムストラテジー形式のバトルシステムをベースし、兵科ごとのスキルと武器特性を組み合わせたキャラクターによる「リアルタイムタクティカルバトル」が展開される[4]。
- 兵科
- 各キャラクターに設定された職種。
- 歩兵
- 近接戦闘重視の兵科。武器区分は「ダガー」「剣盾」「アックス」。
- 騎兵
- 馬や竜に騎乗する機動力重視の兵科。武器区分は「ランス」「爪」。
- 狙撃兵
- 遠距離攻撃重視の兵科。武器区分は「弓」「銃」。
- 魔術兵
- サポート重視の兵科。武器区分は「スタッフ」「ワンド」。
- 魔煌丸
- バトル攻略の切り札となるアイテム。入手には様々な条件を要する。
傭兵団「ブルーフォックス」の4人の長。
- アンドリアズ・ロンダーソン "Andrias Rhondarson"
- 声 - 岡本信彦
- 知謀に優れた「ブルーフォックス」4人の長のひとり。古代魔術にも精通。
- フレドレット・レスター "Fredret lester"
- 声 - 諏訪部順一
- 「ブルーフォックス」4人の長のひとり。馬術に長けたアンドリアズの盟友。
- イスカリオン・コルチェスター "Iscarion Colchester"
- 声 - 福山潤
- 「ブルーフォックス」4人の長のひとり。弓の名手。
- ワルターキン・レディッチ "Waltaquin Redditch"
- 声 - 水瀬いのり
- 「ブルーフォックス」4人の長のひとり。独学で古代魔術を研究し若くして魔術兵として頭角を現す。
- アイゼレア・ウィガン "Izlair Wigan"
- 声 - 前田佳織里
- ブルーフォックス団員。「稀代の傭兵」と謳われたゾルアックを父に持つ。
- ロレイン・ルクシオ "Lorraine Luckshaw"
- 声 - 伊藤美来
- ブルーフォックス団員。政府との連絡役も担う団の事務方。
- へーザリア・シェイファム "Hezaleah Shaytham"
- 声 - 山田美鈴
- シェイファム家王女。
- ウィリアム・ヘンデ "William Hende"
- 声 - 津田健次郎
- ヘンデ家当主。
- ゾルアック・ウィガン "Zoruaq Wigan"
- 声 - 浜田賢二
- 伝説の傭兵と呼ばれるアイゼレアの父。
- トレミナ・アンブルト "Tremina Umbert"
- 声 - 辻美優
- サウスフィールドの商人の娘。民主主義に傾倒する。
- キャスターヴ・ブノア "Casteve Bunnow"
- 声 - 寺島惇太
- 連合軍の騎士。ヴェルマ共和国出身。
- カトリーヌ "Catherine"
- 声 - Lynn
- グランベル聖教直属の武装組織・テンプルナイツの構成員。
- エスターテ・ユーファ "Estalt Yewfere"
- 声 - 佐藤みゆ希
- 魔術兵の少年。グランベル聖教の孤児院出身。
- シーヴァット・マルチン "Shivat Malzin"
- 声 - 古川慎
- 盗賊団アドウルフの長・ハディの側近のひとり。かつてはレディッチ家の使用人も務めていた。
- ユーマリダ・バリアス "Umarida Bareas"
- 声 - 上坂すみれ
- ブルーフォックス団員。近代魔術武器「ガングリット」による狙撃を得意とする。
- ゼーヴァティアン・シュガル "Zevatian Schugel"
- 声 - 木村良平
- シュヴィア帝国軍指揮官。
- ディオフィールド島
- オルティナ王国
- ディオフィールド島を統治しているロウテイル大陸北西の王国[2]。
- シュヴィア帝国
- 統制の取れた兵力により領土を拡大している、かつて盗賊だったシュヴィアによって興された国[5]。
- ロウテイル連合
- 対シュヴィアを目的として大陸各国が構成した連合軍[5]。
- グランベル聖教
- 体験版
- 2022年8月10日(Steam版は8月11日)より配信。セーブデータは製品版へ引き継ぎが可能。
- デジタルデラックス エディション
- ダウンロード向け特装版。
- 2022年9月20日より本作をプレイ可能となるアーリーアクセス権やオリジナルサウンドトラック、本作のアートワークを収録したデジタルアートブック等が付属[6]。
- コレクターズエディション
- スクウェア・エニックス e-STORE限定版。本作をモチーフとしたオリジナルボードゲームが付属。
本作のサイドストーリーを描いたコミカライズ『The DioField Chronicle 〜episode 0〜』が、2022年9月8日より「マンガUP!」(スクウェア・エニックス)にて4週連続で掲載されている[7]。アンドリアズ・ロンダーソン編、フレドレット・レスター編の作画は神地あたるが務め、ワルターキン・レディッチ編、イスカリオン・コルチェスター編の作画はツカハラミノリが担当する[7]。ゲームのストーリーの前日譚で、それぞれのキャラクターのエピソードが描かれる[7]。