ディザスター Desaster | |
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ドイツ・オーバーハウゼン公演 (2016年12月) | |
基本情報 | |
出身地 |
西ドイツ[1] ラインラント=プファルツ州 コブレンツ |
ジャンル |
ブラックメタル スラッシュメタル |
活動期間 |
1988年 - 1990年 1992年 - 現在 |
レーベル |
マーシレス・レコード アイアン・ペガサス・レコード メタル・ブレイド・レコーズ |
公式サイト | total-desaster.com |
メンバー |
サタニアック (ボーカル) インファーナル (ギター) オーディン (ベース) ホント (ドラムス) |
旧メンバー |
オカルト (ボーカル) クリエイター・キャシー (ベース、ボーカル) アレックス (ドラムス) ルギ (ドラムス) トリム (ドラムス) トーメンター (ドラムス) |
ディザスター (Desaster)は、ドイツのブラックメタル/スラッシュメタル・バンド。
同国ブラックメタル系の中で最古参グループの一つ。主に戦争や憎悪、サタニズムをテーマに含んだ歌詞を書いている。
1988年に西ドイツ[1]・ラインラント=プファルツ州・コブレンツ結成された[2][3]。結成当初は、ヴェノムやヘルハマー、デストラクションの音楽性を標榜していた[2]。特に、デストラクションの楽曲「Total Desaster」(『Sentence of Death』(1984年)収録)はバンド名の由来となった[2]。当初メンバーは、インファーナル (G)、クリエイター・キャシー (B、Vo)、アレックス (Ds)の3名。1989年には初ライヴを行っているが、ラインナップに問題を抱えており、1990年に一度解散した。
1992年にインファーナルによって再度立ち上げられ、オカルト (Vo)とオーディン (B)が加入した[2]。また、ドラマーとしてルギ (Ds)が加入し、1stデモ『The Fog of Avalon』、2ndデモ『Lost in the Ages』をリリースしたが、1994年にはルギが脱退し、トリム (Ds)が加入。1995年に、バイエルン州のブラックメタルバンド・アンゴッドとのスプリットシングル『Desaster/Ungod』をマーシレス・レコードからリリースしデビューした[2]。
1996年にマーシレス・レコードから1stアルバム『A Touch of Medieval Darkness』をリリースした[2]。この頃にはトリムが脱退し、1997年にトーメンター (Ds)が加入している[2]。1998年に2ndアルバム『Hellfire's Dominion』をリリースした。
アイアン・ペガサス・レコードに移籍して2000年に3rdアルバム『Tyrants of the Netherworld』をリリース。2001年夏には、オカルトがバンドを離れることとなったが、間を置かずにサタニアック (Vo)が加入[2]し2002年に4thアルバム『Divine Blasphemies』をリリース。
アメリカ合衆国の大手ヘヴィメタルレーベル・メタル・ブレイド・レコーズに移籍し、2005年に5thアルバム『Angelwhore』をリリース[3]。
2007年に6thアルバム『Satan's Soldiers Syndicate』をリリース[3]。デビュー後から2~3年の間隔を置いてアルバムをリリースしていたが、6thアルバムリリース後からアルバムリリースペースが落ちる。
2012年に7thアルバム『The Arts of Destruction』、2016年に8thアルバム『The Oath of an Iron Ritual』をリリースした[3]。
2018年9月末、22年間ドラマーを務めたトーメンターの脱退が発表された[4]。脱退の原因は、トーメンターがソドムとAsphyxでの活動が忙しいこと、これに加えてトーメンターがルール地方に移住してしまったため、ディザスターのリハーサルなどに長く参加することが困難となったことを挙げている[4]。結局、フルタイムバンドでの活動を続けるため、トーメンターと袂を分かつことになったという[4]。そして、トーメンターの後任にホント (Ds)が加入することも発表された[4]。
2017年6月までにフルアルバム8枚に加えて、ライブ・アルバム4枚(カセットテープ、DVD含む)、スプリット盤6枚、コンピレーション・アルバム3枚、EP盤3枚、シングル盤2枚と多数の音源をリリースしている。