デイル (DD-290)

艦歴
発注
起工 1919年7月28日
進水 1919年11月19日
就役 1920年2月16日
退役 1930年5月1日
その後 1931年1月17日に売却
商船に転換
1943年3月28日に沈没
除籍 1930年10月22日
性能諸元
排水量 1,190トン
全長 314 ft 5 in (95.83 m)
全幅 31 ft 8 in (9.65 m)
吃水 9 ft 3 in (2.82 m)
機関 ギアード・タービン2軸推進、26,500 SHP (20 MW)
最大速 35 ノット (65 km/h)
航続距離 4,900 海里 (9,100 km)(15ノット時)
乗員 士官、兵員120名
兵装 4インチ砲4門、
21インチ魚雷発射管4門

デイル (USS Dale, DD-290) は、アメリカ海軍駆逐艦クレムソン級駆逐艦の1隻。艦名はリチャード・デイル代将に因む。その名を持つ艦としては3隻目。

艦歴

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デイルは1919年7月28日にマサチューセッツ州スカンタムベスレヘム造船で起工する。1919年11月19日にA・J・ピーターズによって進水し、1920年2月16日に艦長F・H・ロバーツ中佐の指揮下就役する。

1920年3月3日から4月3日までデイルはニューイングランド海域を巡航し、第1海軍管区のラジオコンパスステーションの再較正を支援した。大西洋艦隊駆逐艦部隊に配属されると、デイルは駆逐艦戦隊と共に大西洋沿岸、メキシコ湾およびカリブ海で活動した。その活動には戦術演習および戦闘訓練、艦隊演習、模擬戦、艦隊探索演習およびノーフォークを拠点としての予備役兵訓練、第5海軍管区のラジオコンパスステーションの較正が含まれた。

1924年6月17日、デイルはウィリアム・ハルゼー中佐の指揮下ニューポートを出航し、ドイツデンマークノルウェースコットランドイギリスフランススペイン、およびポルトガルへの儀礼訪問を行った。9月21日にジブラルタルに到着し、翌年6月まで地中海を巡航、戦闘訓練および情報収集活動、親善訪問に従事する。1925年7月2日にジブラルタルを出航、7月16日にニューヨークに到着した。

デイルは駆逐艦戦隊偵察艦隊と共に東海岸、カリブ海およびパナマ運河地帯で活動し、その後1929年9月21日にペンシルベニア州フィラデルフィアに到着した。同地で1930年5月1日に退役し、1931年1月17日に売却された。

民間ではマサヤ (MV Masaya) の船名で果物運搬船として使用されたが、第二次世界大戦が始まるとアメリカ陸軍の貨物船として使用され、1943年3月28日にニューギニア島東部沖合で爆撃を受け沈められた。

外部リンク

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