デニー・ネーグル

デニー・ネーグル
Denny Neagle
ヤーマスデニス時代
(1988年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 メリーランド州
生年月日 (1968-09-13) 1968年9月13日(56歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
217 lb =約98.4 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1989年 MLBドラフト3巡目でミネソタ・ツインズから指名
初出場 1991年7月27日
最終出場 2003年7月20日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デニー・ネーグル(Dennis Edward Neagle Jr, 1968年9月13日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州出身のMLB野球選手投手、左投左打。

経歴

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1989年ミネソタ・ツインズからドラフト3巡目で指名され入団。1991年7月27日にメジャーデビューを果たし、同年チームはワールドチャンピオンとなったが、ネーグルはロースターから外れている。1992年3月17日ジョン・スマイリーとのトレードでミドレ・カミングスとともにピッツバーグ・パイレーツへ移籍。1994年以降は先発投手として起用され、翌1995年にはリーグ最多の先発(31)と投球回(209.2)を記録し、オールスター初選出を果たした。

1996年8月28日ジェイソン・シュミットロン・ライトらとのトレード(シュミットは後日発表選手として8月30日付け)でアトランタ・ブレーブスへ移籍した。チームはプレーオフに進出し、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズでネーグルは第1戦と第4戦に登板。チームは2勝4敗でヤンキースに敗れ2年連続の世界一はならなかった。1997年、自己最多の20勝を挙げ、最多勝利のタイトルを獲得。2度目のオールスター選出を果たし、サイ・ヤング賞の投票では3位に入った。

1998年11月10日、トレードでシンシナティ・レッズへ移籍し、2000年7月12日にはニューヨーク・ヤンキースへトレード移籍。チームはポストシーズンへ進出し、ネーグルはワールドチャンピオンの一員に。シーズン終了後、フリーエージェントとなったネーグルは12月4日コロラド・ロッキーズと5年総額5,150万ドルの契約に合意[1]

ロッキーズ移籍後、2001年2002年の2年間で17勝19敗と負け越し、防御率は5.31。2003年は7試合の出場で2勝4敗・防御率7.90。翌2004年は故障で全休したため、2003年7月20日ジャイアンツ戦が事実上、メジャー最後の登板となった。

2004年12月3日スピード違反のため警察官に停車を求められ事情聴取の際、同乗していた女性がオーラルセックスのために40ドルを払ったと発言。逮捕は逃れたが、2006年1月27日に裁判所へ出廷することになった[2]。球団は契約が2005年まで残っていたが、契約を解除した[3]

年度別投手成績

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W
H
I
P
1991 MIN 7 3 0 0 0 0 1 0 -- .000 92 20.0 28 3 7 2 0 14 1 0 9 9 4.05 1.75
1992 PIT 55 6 0 0 0 4 6 2 -- .400 380 86.1 81 9 43 8 2 77 3 2 46 43 4.48 1.44
1993 50 7 0 0 0 3 5 1 -- .375 360 81.1 82 10 37 3 3 73 5 0 49 48 5.31 1.46
1994 24 24 2 0 0 9 10 0 -- .474 587 137.0 135 18 49 3 3 122 2 0 80 78 5.12 1.34
1995 31 31 5 1 0 13 8 0 -- .619 876 209.2 221 20 45 3 3 150 6 0 91 80 3.43 1.27
1996 27 27 1 0 0 14 6 0 -- .700 745 182.2 186 21 34 2 3 131 2 1 67 62 3.05 1.20
ATL 6 6 1 0 0 2 3 0 -- .400 165 38.2 40 5 14 0 0 18 1 0 26 24 5.59 1.40
'96計 33 33 2 0 0 16 9 0 -- .640 910 221.1 226 26 48 2 3 149 3 1 93 86 3.50 1.24
1997 34 34 4 4 3 20 5 0 -- .800 947 233.1 204 18 49 5 6 172 3 0 87 77 2.97 1.08
1998 32 31 5 2 1 16 11 0 -- .593 861 210.1 196 25 60 3 6 165 6 1 91 83 3.55 1.22
1999 CIN 20 19 0 0 0 9 5 0 -- .643 467 111.2 95 23 40 3 4 76 4 0 54 53 4.27 1.21
2000 18 18 0 0 0 8 2 0 0 .800 506 117.2 111 15 50 3 3 88 3 0 48 46 3.52 1.37
NYY 16 15 1 0 0 7 7 0 0 .500 400 91.1 99 16 31 1 2 58 4 1 61 59 5.81 1.42
'00計 34 33 1 0 0 15 9 0 0 .625 906 209.0 210 31 81 4 5 146 7 1 109 105 4.52 1.39
2001 COL 30 30 0 0 0 9 8 0 0 .529 760 170.2 192 29 60 3 7 139 2 0 107 102 5.38 1.48
2002 35 28 1 0 0 8 11 0 2 .421 724 164.1 170 26 63 5 10 111 4 1 101 96 5.26 1.42
2003 7 7 0 0 0 2 4 0 0 .333 161 35.1 47 12 12 0 1 21 1 0 31 31 7.90 1.67
通算:13年 392 286 20 7 4 124 92 3 2 .574 8031 1890.1 1887 250 594 44 53 1415 47 6 948 891 4.24 1.31
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

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  • 最多勝利 1回(1997年)

脚注

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  1. ^ Anthony Mormile (2000年12月9日). “Opening day of winter meetings puts free agents in spotlight” (英語). ESPN. 2009年8月16日閲覧。
  2. ^ Associated Press (2004年12月4日). “Neagle hasn't pitched in more than a year” (英語). ESPN. 2009年8月16日閲覧。
  3. ^ Associated Press (2004年12月6日). “Union wants to 'discuss' Rockies' decision” (英語). ESPN. 2009年8月16日閲覧。

外部リンク

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