トマス・ブキャナン・リード Thomas Buchanan Read | |
---|---|
自画像 (1909) | |
生誕 |
1822年3月12日 Downingtown, Pennsylvania |
死没 |
1872年5月11日 (50歳没) チェスター郡 (ペンシルベニア州) |
トマス・ブキャナン・リード(Thomas Buchanan Read、1822年3月12日 - 1872年5月11日)は、アメリカ合衆国の詩人、肖像画家。
リードは、1822年3月12日に、ペンシルベニア州チェスター郡ダウニングタウン近郊の小村コーナー・ケッチ (Corner Ketch) で生まれた。
画業のかたわら、リードは散文の物語『The Pilgrims of the Great St. Bernard』や、『The New Pastoral』、『The House by the Sea』、『Sylvia』、『A Summer Story』など数冊の詩集を発表した。これらの詩集に収録された比較的短い作品の中には、例えば「Sheridan's Ride」[1]、「Drifting」、「The Angler」、「The Oath」、「The Closing Scene」などは大いに評判になった。リードは短期間だけラファエル前派に関わっていた。彼の絵の評判が最も高かったのはフィレンツェにおいてであった。彼が肖像画を描いた人物には、エイブラハム・リンカーン、ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー、アルフレッド・テニスン、エリザベス・バレット・ブラウニング、ロバート・ブラウニング、ウィリアム・ヘンリー・ハリソンらがいた。リードは、馬車の事故で負傷し、それがもとで健康を損ない、アメリカ合衆国へ帰国する途上の船中で肺炎に罹患して死去した。
この記事には現在パブリックドメインである次の出版物からのテキストが含まれている: Cousin, John William [in 英語] (1910). A Short Biographical Dictionary of English Literature. London: J. M. Dent & Sons. ウィキソースより。