トム・コクラン(Tom Cochrane、1953年5月14日 - )は、カナダのシンガーソングライター兼ミュージシャン。代表曲は『ライフ・イズ・ア・ハイウェイ』、"Lunatic Fringe", "White Hot" , "Boy Inside The Man","Big League" and "I Wish You Well"。
カナダのロックバンド,レッド・ライダーの元ボーカリストで、7度ジュノー賞を受賞したことがあり、カナダ勲章を貰ったこともある。
また、Canadian Music Hall of Fameの一人でもあり、カナダ空軍の名誉大佐でもあり、ブランドン大学の名誉教授でもある。
2007年12月:コクラン、トロントで行われた Canadian Songwriters Hall of Fameのセレモニーでカナダのスーパースターゴードン・ライトフットをCanadian Songwriters Hall of Fameに認定。その際彼はライトフットの "Early Morning Rain"を歌った。
2008年2月:コクランとジョン・メレンキャンプ、12-date double-billの一環として、大型アリーナでの全国ツアーを行う。同年のジュノー賞にて、Canadian Music Hall of Fameの Triumph を受ける。 コクラン、長年の友人ギル・ムーアとともにロックバンドを再結成する。
2008年7月:コクランはトロントにあるGlen Abbey Golf Clubで2008 RBC Canadian Open PGA Tournamentが行われている際、無料コンサートを開いた。
このデビューアルバムは1974年に カナダのDaffodil Recordsから発売された。 タイトルには彼の名字である『Cochrane』が使われている。 1987年、Capital Recordsが再発行。"You're Driving Me Crazy"と"Charlie Was A Dancer"のシングルカットがなされた。
1981年6月にリリースされたレッド・ライダー名義のセカンドアルバム。収録曲であるLunatic Fringeはラウル・ワレンバーグの著書からインスパイアされており、1970年代の反ユダヤ主義の上昇について歌われている。 Lunatic Fringeはコクランの代表曲の1つとなり、北米のClassic Rockのラジオ局でレッド・ライダーの曲のヘビーローテーションが行われるようになった。 この曲は映画『ビジョン・クエスト/青春の賭け』とテレビ番組『特捜刑事マイアミヴァイス』とBounty Hunterで使われた。 "As Far As Siam"はシングル"What Have You Got To Do (To Get Off Tonight)"にも収録されている。
このアルバムはカナダで100,000枚以上を売り上げ、プラチナに輝いた。 このアルバムはロサンゼルスのサンセット・サウンド・スタジオで行われ、Richard Landis & Michael James Jacksonがプロデュースした。
Neruda-Red Rider
1983年にリリースされたレッド・ライダーのサードアルバム。収録曲には"Human Race", "Power" 、"Crack In The Sky" 、"Napoleon Sheds His Skin"などがある。リードトラックである "Neruda",インストゥルメンタルである"Light In The Tunnel" と"Power"は、コクランがライブツアーでよく演奏する曲である。
レッド・ライダーの4枚目のアルバム。1984年にリリースされ、このアルバムに収録されていた"Young Thing, Wild Dreams (Rock Me)"がヒットした。 The title track "Breaking Curfew" was also released as a single. "Breaking Curfew"はコクランとレッド・ライダーにとって4番目のゴールドディスクとなった。
1986年にリリースされた初のセルフ・タイトル・アルバムは、コクランとレッド・ライダーの5枚目のアルバムで、カナダで100,000枚以上売り上げ、プラチナを獲得した。シングルカットされた曲には "Boy Inside The Man", The Untouchable One", "Ocean Blues"、"One More Time"がある。
このアルバムでコクランはComposer of the YearとGroup of the Yearの2部門でジュノー賞を獲得した。コクランとPatrick MoranはウェールズのRockfield StudiosとキッチナーにあるCedartree Studiosでこのアルバムの制作を行った。
Victory Day-Tom Cochrane & Red Rider
1988年リリース。このアルバムはコクランにとって6枚目のアルバムであり、レッド・ライダーとの共演作としては最後のものになる。このアルバムから"Big League" (#4 RPM Canadian Charts), "Good Times" (#2 RPM Canadian Charts)、そしてタイトルチューンである"Victory Day"という3枚のヒットが出た。 Big Leagueは自動車事故で夭折したホッケー選手について歌っている。このアルバムのプロデュースはドン・ゲーマンがカリフォルニア州のw:Woodland Hillsとバーバンクとハリウッド, カナダのバンクーバーとトロントで行った。 Victory Dayはカナダで200,000枚以上売り上げ、レッド・ライダーとの共演作としては初めてのダブルプラチナに輝いた。このアルバムでコクランとレッド・ライダーはジュノー賞の3部門にノミネートされた。
コクラン初のソロアルバム。1992年リリース。アルバムからのファーストシングルライフ・イズ・ア・ハイウェイは1991年後半に世界中で大ヒットし、カナダでNo.1ヒットを記録した。このアルバムでジュノー賞(Album of the Year, Song of the Year, Male Vocalist of the Year and Songwriter of the Year)を4部門受賞。コクランはSOCANとASCAPで受賞した。
Mad Mad Worldはカナダで100万枚以上売り上げ、Diamondを獲得した。 このアルバムからは"No Regrets" (#3 RPM Canadian Charts), "Sinking Like A Sunset" (#2 RPM Canadian Charts), "Washed Away" (#7 RPM Canadian Charts), "Bigger Man","Mad Mad World"(タイトル・トラック)がリリースされた。
1995年8月にリリースされたこのアルバムの名前は、ノースウエスト準州のイエローナイフにある道の名前からとられた。"I Wish You Well", は カナダ初RPM Canadian Singles Chartsで初登場首位を飾った作品である。
さらに"Wildest Dreams" (#5 RPM Canadian Charts), "Dreamer's Dream" (#4 RPM Canadian Charts) and "Crawl" (#11 RPM Canadian Charts)がカナダのチャートのトップ20に入った。また、 Ragged Ass Roadはジュノー賞2部門にノミネートされ、10万枚以上売り上げたことでプラチナを獲得した。このアルバムのプロデュースはコクラン本人と、John WebsterがMetalworks StudiosとRagged Ass Road Studiosで行った。
Songs of a Circling Spirit
1997年リリース。Songs of a Circling SpiritはライブCDとコクランの曲のアコースティック版やヒット曲"Good Man Feeling Bad"の入ったマルチメディアパッケージが入っている。このアルバムはコクランの "Ragged Ass Road"ツアーの際に収録された。
エックスレイ・シエラ(X-Ray Sierra)
1999年2月リリース。このソロアルバムは critically-acclaimedされた。このアルバムからは"I Wonder", "Willie Dixon Said", "Heartbreak Girl" and "Stonecutters Arms"がヒットした。 このアルバムでコクランはジュノー賞の Best Male Vocalist 部門にノミネートされた。制作はトロントのMetalworks StudiosとバンクーバーのHipposonic Studiosで行われ、プロデュースはコクランとJohn Websterが行った。
No Stranger
ユニバーサルミュージック・カナダに移籍後のファーストアルバム。2006年10月リリース。このアルバムから"Didn't Mean", "The Party's Not Over", "Northern Star", "Out of My Head"、そしてw:Norman Greenbaumの楽曲のカバーである "w:Spirit in the Sky"といったヒットが出た。 Red RiderのメンバーKen GreerとJeff Jonesがアルバムに参加している。レコーディングはMetalworksと Layastoneで行われた。コクランはこのアルバムのプロデュースとミックスをオンタリオ北部で行った。 No Strangerは ジュノー賞Canadian Adult Alternative Album of the Year部門にノミネートされた。
オーケストラとの共演曲は56にも上り、including six players who had performed with プロコル・ハルム at the band's legendary 1971 performance with the Edmonton Symphony Orchestra.