トーマス・ジョナサン・バーリル(英: Thomas Jonathan Burrill、1839年4月25日 – 1916年4月14日)は、アメリカ合衆国の植物学者である。植物病理学の分野で、ナシの火傷病の原因である細菌、Erwinia amylovora(バーリルはMicrococcus amylovorusと名づけた)を発見した[1]。
マサチューセッツ州のピッツフィールドで生まれた。9歳の時イリノイ州に移った。イリノイ州立大学ノーマル校を1865年に卒業し[2]、2年間学校の監査員として働いた後、1867年にイリノイ州立自然史博物館の学芸員のジョン・ウェズリー・パウエルに選ばれてロッキー山脈やグリーン川とコロラド川周辺の学術探検に参加した。コロラド州の探検から戻った後、助教授として数学を教え始め、すぐに植物学を教えるようになり、1870年までに教授に昇進した。1868年にイリノイ大学の植物学、農学の教授となりその職を続け、1882年に副学長を務めた.[3]。