ドゥカティ・ハイパーモタード

ハイパーモタードHypermotard)は、ドゥカティが生産しているスーパーモタードタイプのオートバイ。世界初のクロスオーバータイプのオートバイである。

概要

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2005年ミラノショーで発表され、ピエール・テルブランチがドゥカティで成功した最後のオートバイである。大半のオフロードベースのモタードではなく、オンロードベースの車格となっているため体格に恵まれていないライダーでも運転できるようになっている。2007年に1078 ccが量産され、2009年には空冷803 ccLツインエンジン「デスモデュエ」と湿式クラッチを搭載したハイパーモタード796が追加され、2010年にはハイパーモタード1100 EVOと上位モデルであるハイパーモタード1100 EVO SPが追加された。

2013年にはフルモデルチェンジし1100と796のエンジンは水冷821 cc Lツインエンジン「テスタストレッタ11°」に一本化され、スタンダードモデルであるハイパーモタード、前後サスペンションとホイール、タイヤをアップグレードしたハイパーモタードSP、サスペンションストロークを短くしてシート高を落とし、スクリーンやパニアケースを装備してツーリング向けとしたハイパーストラーダの3種類にグレードアップしている。

モデル一覧

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Hypermotard

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Hypermotard
2013年仕様[1]
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン 821.1 cm3 4ストローク
水冷デスモドロミック4バルブL型2気筒
内径×行程 / 圧縮比 88 mm × 67.5 mm / 12.8:1
最高出力 81 kW (110 PS) / 9,250 rpm
最大トルク 89 N·m (9.1 kgf·m) / 7,750 rpm
乾燥重量 175 kg
車両重量 198 kg
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2007年発売開始。

2013年より水冷821 ccLツインエンジンのスタンダードモデルとなる。

Hypermotard SP

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Hypermotard SP
2013年仕様[2]
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン 821.1 cm3 4ストローク
水冷デスモドロミック4バルブL型2気筒
内径×行程 / 圧縮比 88 mm × 67.5 mm / 12.8:1
最高出力 81 kW (110 PS) / 9,250 rpm
最大トルク 89 N·m (9.1 kgf·m) / 7,750 rpm
乾燥重量 171 kg
車両重量 194 kg
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2013年発売開始。

Hyperstrada

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Hyperstrada
2013年仕様[3]
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン 821.1 cm3 4ストローク
水冷デスモドロミック4バルブL型2気筒
内径×行程 / 圧縮比 88 mm × 67.5 mm / 12.8:1
最高出力 81 kW (110 PS) / 9,250 rpm
最大トルク 89 N·m (9.1 kgf·m) / 7,750 rpm
乾燥重量 181 kg
車両重量 204 kg
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2013年発売開始。

脚注

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注釈

出典

  1. ^ Hypermotard - Technical specification”. 2013年8月25日閲覧。
  2. ^ Hypermotard SP - Technical specification”. 2013年8月25日閲覧。
  3. ^ Hyperstrada - Technical specification”. 2013年8月25日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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