ドリルンベース(英: Drill 'n' bass)は、ドラムンベースを起源とする電子音楽のジャンルの内の1つ。1990年代中盤のスクエアプッシャー、エイフェックス・ツイン、ルーク・ヴァイバート(英語版)、μ-ziqなどの作品が発祥とされる[1]。
音楽的な特徴としては、複雑なプログラミング、アーメンブレイク[2]、初期ジャングルをサンプリングするなどが基本。これらのサンプリングビーツを、一度解体、分割し、一音ずつにリバース、ディレイ、大胆なピッチシフトをかけることによって、壊滅的でありながらリズミカルなビートが形成される。ドリルンベースの複雑なプログラミングは、後のVSTプラグインの普及と共にグリッチ(英語版)、クリック[要曖昧さ回避]などのエレクトロニカのジャンルにも影響を与えた。
- スクエアプッシャー
- 『コナンバーEP』(EP、1995年)
- 『オーロイ・ロード・トラックス』(EP、デューク・オブ・ハリンゲイ名義、1995年)
- 『フィード・ミー・ウィアード・シングス』(1996年)
- 『ビッグ・ローダー』(1997年)
- エイフェックス・ツイン
- 『ハンガブル・オート・バルブ』(EP、AFX名義、1995年)
- 『リチャードD.ジェイムス・アルバム』(1996年)
- 『カム・トゥ・ダディEP』(EP、1997年)
- 『ドラックス』(2001年)
- ルーク・ヴァイバート
- 「Plug 1 Visible Crater Funk」(シングル、Plug名義、1995年)
- 「Plug 2 Rebuilt Kev」(シングル、Plug名義、1995年)
- 「Plug 3 Versatile Crib Funk」(シングル、Plug名義、1995年)