ド・ルース男爵(英: Baron de Ros ; ROOSE)は、イングランド貴族の男爵位。1298/1299年2月6日にウィリアム・ルース(英語版)が1264年12月24日に遡って叙位されたのに始まる[2]。イングランドにおける筆頭男爵(Premier Baron of England)である[3]。議会召集令状(writ of summons)による爵位であるため、男子なき場合に姉妹間に優劣のない女性相続が認められる(共同相続人がある場合は爵位は停止(abeyance)となる)。
- 初代ルース男爵ウィリアム・ルース(英語版) (William Ros, -1317)
- 2代ルース男爵ウィリアム・ルース(英語版) (William Ros, -1343) 先代の息子
- 3代ルース男爵ウィリアム・ルース(英語版) (William Ros, 1326頃–1352) 先代の息子
- 4代ルース男爵トマス・ルース(英語版) (Thomas Ros,1336–1384) 先代の弟
- 5代ルース男爵ジョン・ルース(英語版) (John Ros, 1360頃–1394) 先代の息子
- 6代ルース男爵ウィリアム・ルース(英語版) (William Ros, 1369頃–1414) 先代の弟
- 7代ルース男爵ジョン・ルース(英語版) (John Ros, -1421) 先代の息子
- 8代ルース男爵トマス・ルース(英語版) (Thomas Ros, 1405頃–1431) 先代の弟
- 9代ルース男爵トマス・ルース(英語版) (Thomas Ros,1427頃–1464) 先代の息子。1464年剥奪
- 10代ルース男爵エドムンド・ルース(英語版) (Edmund Ros, -1508) 先代の息子。1485年回復。1508年停止(abeyance)
- 11代ルース男爵ジョージ・マナーズ(英語版) (George Manners, -1513) 先代の甥。1512年に停止解除
- 12代ルース男爵/初代ラトランド伯爵トマス・マナーズ(英語版)(Thomas Manners, -1543) 先代の息子
- 13代ルース男爵/2代ラトランド伯爵ヘンリー・マナーズ(英語版)(Henry Manners,1526–1563) 先代の息子
- 14代ルース男爵/3代ラトランド伯爵エドワード・マナーズ(英語版)(Edward Manners, 1549–1587) 先代の息子
- 15代ルース女男爵エリザベス・セシル(英語版) (Elizabeth Cecil, 1572頃–1591) 先代の娘
- 16代ルース男爵ウィリアム・セシル (William Cecil,1590–1618) 先代の息子
- 17代ルース男爵/6代ラトランド伯爵フランシス・マナーズ(英語版) (Francis Manners,1578–1632) 先代の従兄
- 18代ルース女男爵キャサリン・ヴィリアーズ(英語版) (Katherine Villiers, -1649) 先代の娘
- 19代ルース男爵/2代バッキンガム公爵ジョージ・ヴィリアーズ (George Villiers, 1628–1687) 先代の息子。1687年に停止
- ^ Robson, Thomas (1830) (英語). The British Herald; Or, Cabinet of Armorial Bearings of the Nobility & Gentry of Great Britain & Ireland. p. 185. https://books.google.com/books?id=AXIUAAAAYAAJ&pg=PT185 1 January 2017閲覧。
- ^ a b Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. pp. 1107–1109. ISBN 0-9711966-2-1
- ^ Heraldic Media Limited. “de Ros, Baron (E, 1298/9)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2022年3月20日閲覧。
- ^ Cokayne, G.E. & White, G.H., eds (1949). The Complete Peerage. 11 (2nd ed.). London: St. Catherine Press. p. 114