ドーントレス (軽巡洋艦)


「ドーントレス」
艦歴
発注 パルマー社ヤーロー造船所
起工 1917年1月3日
進水 1918年4月10日
就役 1918年11月26日
その後 1946年に解体処分
性能諸元
排水量 常備:4,970 トン
満載:5,870 トン
全長 143.6 m
全幅 13.9 m
吃水 5.0 m
機関 ヤーロー重油専焼水管缶6基
+パーソンズオール・ギヤードタービン2基2軸推進
最大出力 40,000shp
最大速力 29.0ノット
航続距離 15ノット/5,000海里
燃料 重油:1,050トン(満載)
乗員 450名
兵装 Mk XII 15.2cm(45口径)単装速射砲6基
7.6cm(45口径)単装高角砲2基
2ポンド:4cm(39口径)単装機関砲2基
53.3cm三連装魚雷発射管4基
航空兵装(1920年に撤去) 水上機1機(1920年に撤去)
装甲 舷側:76mm(水線最厚部)、38mm(水線末端部)
主甲板:25mm(最厚部)
主砲防盾:25mm(最厚部)
司令塔:76mm(最厚部)

ドーントレス (HMS Dauntless) はイギリス海軍軽巡洋艦ダナイー級(D級)。

艦歴

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竣工時の「ドーントレス」と姉妹艦の「ドラゴン」。

1917年1月3日起工。1918年4月10日進水。同年11月26日竣工。バルト海へ派遣され、次いで西インド諸島、大西洋艦隊、地中海、アメリカ・西インド艦隊と移った。1920年代に7.6cm高角砲2門が撤去され、10.2cm高角砲が単装砲架で3基が搭載された。1928年7月2日、ハリファックス沖で座礁。修理後もアメリカ・西インド艦隊に属し、それから南アメリカへ移動。次に地中海に移った後1935年から1939年まで予備役となった。

再就役後は南大西洋管区の第9巡洋艦戦隊に属し、船団護衛を行う。1939年9月には中国艦隊に移されてシンガポールへ移動し、1941年3月にはマレー軍に移った。同年6月15日、シンガポール沖で軽巡洋艦「エメラルド」と衝突。1942年になるとイギリスに戻って改修を受け、3月に「2cm(76口径)機関砲」が単装砲架で8基が搭載され、新たに273型レーダーと290レーダーが搭載された。

それから東洋艦隊に加わった。1943年4月に10.2cm高角砲2門を撤去して4cm4連装ポンポン砲2基を搭載した。同年5月にイギリスに戻り、以降は練習艦となった。1946年、解体。

参考図書

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  • 「世界の艦船 2010年1月増刊号 近代巡洋艦史」(海人社)
  • 「世界の艦船増刊第46集 イギリス巡洋艦史」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1906–1921」(Conway)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1922-1946」(Conway)
  • 「Jane's Fighting Ships Of World War I」(Jane)

外部リンク

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