ナタリア (Natalia) は、南欧から東欧に掛けて広く見られる女性名。語源は後期ラテン語の「natele domini(主の誕生日=クリスマス)」から。異型にナタリー(Natalie/Nathalie:英語、フランス語、ドイツ語)、ナターリャ(Natalya:ロシア語)、ナターリヤ(Nataliya:ウクライナ語)などがある。 愛称形(通常用いる短縮形)にはロシア語ではナターシャ(Наташа/Natasha)、ウクライナ語ではナタルカ(Наталка/Natalka)などがある。
東スラヴ語群におけるキリル文字での綴りは言語によって異なり、それぞれロシア語では Наталия または Наталья (ナターリヤ;Natalya)、ウクライナ語では Наталія (ナターリヤ;Nataliya)、 ベラルーシ語ではНаталля (ナターリヤ;Natallya)などである。 ラテン文字転写は便宜上のもので、個人によって異なる。