ナミビア国防軍(ナミビアこくぼうぐん NDF,Namibian Defence Force)は、ナミビア共和国の軍隊。
ナミビア国防軍は、陸軍・海軍・空軍の三軍から構成される。
首都ウィントフークの国防軍新本部は北朝鮮の万寿台海外開発会社が建設を請け負っていたが、国際的な制裁の影響により、2017年時点で建設工事が中断している[1]。
兵力は陸軍9,000名、海軍200名で、この他に準軍事組織の警察や国境警備隊6,000名を擁している。
SWAPOの軍事部門であるナミビア人民解放軍(英語版)と、アパルトヘイト政権下の南アフリカの傀儡である南西アフリカ郷土防衛軍(英語版)という23年間敵同士だった2つの組織が、1990年の独立時に統合して成立した。空軍の設立は1994年、海軍の分離は2004年のことである。
編成は以下の通り。
- 歩兵大隊×6
- 対戦車連隊×1
- 砲兵連隊×1
- 偵察中隊×1
- 特殊部隊×1
- 大統領警護大隊×1
- 防空連隊×1
保有装備は以下の通り。
- 小火器
- 戦車・装甲車
- 火砲
所属艦艇についてはナミビア海軍艦艇一覧を参照のこと。
基地がウォルビスベイに存在する。
保有機体は以下の通り。
以下の歩兵部隊の他に、作戦補助部隊、憲兵隊、音楽隊を保有する。
- 緊急対応部隊
- 水陸両用コマンド(特殊部隊)
- ボート部隊
- 潜水部隊
- 保有火器
保有機体は以下の通り。
- ナミビア警察(英語版)の準軍事組織。国境警備や暴徒鎮圧を任務としている。また、カプリビ回廊の独立紛争(カプリビ紛争(英語版))にも投入され、その際、民間人への攻撃を行っているとして人権団体から抗議を受けている。
- 南アフリカ統治下に存在した南西アフリカ警察対不正規戦部隊(通称:KOEVOET)の後継となった部隊。
- ナミビア警察の特殊部隊。SWATのような突入・救出作戦などを担当している。南アフリカの警察特殊タスクフォースやイギリスのSASを原型としている。
- International Institute for Strategic Studies(IISS),The Military Balance 2008