ナリンギン | |
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4',5-ジヒドロキシ-7-[(2-O-α-L-ラムノピラノシル-β-D-グルコピラノシル)オキシ]フラバン-4-オン | |
別称 4',5,7-トリヒドロキシフラバノン-7-ラムノグルコシド | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10236-47-2 |
PubChem | 442428 |
日化辞番号 | J10.482E |
KEGG | C09789 |
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特性 | |
化学式 | C27H32O14 |
モル質量 | 580.53 g mol−1 |
外観 | 針状結晶 |
融点 |
166 ℃ |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ナリンギン (Naringin) は、フラバノン類の1種である。
ナリンギンの構造は、フラバノンの水酸基に、ネオヘスペリドースが結合した配糖体である。なお、ナリンギンのアグリコンは、ナリンゲニンと呼ぶ。
ナリンギンは天然に存在する化合物の1つであり、柑橘類の果皮などに含有される、苦味物質の1つである。なお、柑橘類の中には生薬として用いられる物も有る。ナリンギンが成分の1つとして含有される生薬としては、例えば、橙皮[1]、枳実[1][2]、陳皮[1]、橘皮などが挙げられる[2]。