西方では、エドワード・サリム・マイケルが細かい指示や忠告を著書の「the Law of attention, Nada Yoga and the way of inner vigilance」(集中の法、ナーダ・ヨーガと内部警戒の方法)で記している。タイ森林派(英語版)のアジャーン・スメドゥホはこの内部音の実践も教えている。
また、日本ではNADA YOGA JAPAN / 日本ナーダヨガ協会が、北インド古典音楽を基軸にしながら、そのソースをサーマヴェーダに置き、音や音楽だけではなく「心技体」幅広くヨーガとて捉え、研究している。また、NADA YOGA指導者養成コースも行なっており、その分野の発展に貢献している。しかし、まだまだ日本人レベルである。
1. ジャムゴン・コングトゥルル(1813年~1899年)はゾクチェンの秘儀の重要な模範の要点である「音、光、光線」(Wylie: sgra 'od zer gsum)と、伝統的密教の真言、特に(2005: p. 431)「原始音」(ナーダ)とその意味領域を特定した。
根本的な不滅の偉大なる主要真髄(グドドゥ・マーイ・ミ・シグス・パーイ・シグ・レ・チェン・ポ)は、全ての廻る命(輪廻)と完全なる平和(涅槃)の根本である。始まりや終わりが無い為原始的(グドドゥ・マ)である。不可分である為不滅(ミ・シグス・パ)である。様々な存在に浸透する為主要真髄(シグ・レ)である。取り込めないものが無い為偉大(チェン・ポ)である。根本的な不滅の偉大なる真髄には数えきれない程の同意語がある。例えば、「偉大なる印」(プヒャグ・ルギャ・チェン・ポ、マハームドゥラー)や「偉大なる私服」(ブデ・バ・チェン・ポ、マハースクハ)、「原始的な音」(ナーダ)、「全てに浸透する空間の金剛杵」(ムクハ・クヒャブ・ナム・ムクハーイ・ルド・ルジェ)、「ありふれた気付き」(サ・マル・シェス・パ)、「素朴な気付きの経路」(イェ・シェス・キイ・ルトゥサ)、「素朴な気付きの風」(イェ・シェ・キイ・ルルング)、「無敵のハム」(グジョム・メドゥ・キイ・ハム)、「無敵の主要真髄」(グジョム・メドゥ・キイ・シグ・レ)、「悟りの神髄」(スガタガルブハ)、「卓絶した智慧」(シェ・ラブ・プハー・プヒーン、プラジュナー・パーラミター)等である。(CPR, f. 29a3-b2)[2].
^Timalsina, Sthaneshwar. "Songs Of Transformation: Vernacular Josmanī Literature And The Yoga Of Cosmic Awareness." International Journal of Hindu Studies 14.2 (2010): 201-228. Humanities Full Text. Web. 25 Sept. 2012.
^Jamgön Kongtrul Lodrö Tayé (author, compiler); Elio Guarisco (translator); Ingrid McLeon (translator, editor) (2005). The treasury of knowledge: book six, part four: Systems of Buddhist Tantra. Ithaca, New York, USA: Snow Lion Publications. ISBN 978-1-55939-210-5.
^Kongtrul Lodro Taye (author, compiler); Kalu Rinpoche Translation Group (translators) (1995, 2003). The Treasury of Knowledge, Book One; Myriad Worlds: Buddhist Cosmology in Abhidharma, Kãlacakra, Dzog-chen. ISBN 978-1-55939-188-7, p.36
Saraswati, Sri Brahmananda (1999). Nada Yoga: The Science, Psychology, and Philosophy of Anahata Nada Yoga. Baba Bhagavandas Publ. Trust/George Leone Publ. Center, NY. ASINB002MNXDX4
Timalsina, Sthaneshwar. "Songs of Transformation: Vernacular Josman, Literature and the Yoga of Cosmic Awareness." International Journal of Hindu Studies. n. page. Web. 24 Sep. 2012.