『ニュー・ジューク・ボックス・ヒッツ』 | ||||
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チャック・ベリー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1960年2月 - 1961年1月 | |||
ジャンル | ロックンロール | |||
時間 | ||||
レーベル | チェス・レコード | |||
プロデュース | レナード・チェス、フィル・チェス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャック・ベリー アルバム 年表 | ||||
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『ニュー・ジューク・ボックス・ヒッツ』(New Juke Box Hits)は、チャック・ベリーが1961年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。
収録曲の大部分は本作が初出だが、「アイム・トーキング・アバウト・ユー」と「リトル・スター」は、1961年2月に発売されたシングルのA面/B面曲である[1]。「アイム・トーキング・アバウト・ユー」、「ルート66」、「リップ・イット・アップ」の3曲は1961年1月の録音で、この時のセッションではエレクトリックベースが導入された[2]。残りの曲は1960年2月から4月にかけての録音で、ウィリー・ディクスンがダブル・ベースを弾いている[2]。
「ルート66」は、ナット・キング・コールの歌唱により1946年にヒットした曲のカヴァーで[3]、更にタンパ・レッドの「ドント・ユー・ライ・トゥ・ミー」、B.B.キングの「スウィート・シックスティーン」、リトル・リチャードの「リップ・イット・アップ」といったカヴァー曲も収録された[1]。
1964年に発売されたオランダ盤再発LP (PAR 119)は、タイトルが『Juke Box Special』に変更され、ジャケットもオリジナルLPと異なる[4]。
William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「結果として優れたロックンロールのセットとなったが、ベリーが以前に発表したアルバムと同等とは言えない」と評している[5]。
ローリング・ストーンズは、ファースト・アルバム『ザ・ローリング・ストーンズ』(1964年)において、本作のヴァージョンに基づいた「ルート66」を取り上げており[6]、また、1965年のアルバム『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』では、「アイム・トーキング・アバウト・ユー」を「Talkin' 'Bout You」と改題した上でカヴァーした[7]。
特記なき楽曲はチャック・ベリー作。