『ネイキッド・シティ』(Naked City) は、ジョン・ゾーンが1990年にノンサッチ・レコードからリリースしたアルバム[4]。
その後、アルバム名と同じネイキッド・シティという名で、バンドとして知られるようになったこのアルバムの演奏者たちは、アルト・サックスのゾーン、ギターのビル・フリゼール、キーボードのウェイン・ホーヴィッツ、ベースのフレッド・フリス、ドラムのジョーイ・バロンから成り、元々は1988年にロックバンド編成の限界を試すという目的で行われた「作曲ワークショップ (compositional workshop)」として始まったものであった[5]。
このアルバムは、2005年にゾーンのレーベルである ツァディク から出たボックス・セット『Naked City: The Complete Studio Recordings』に収録される形で、再リリースされた[6]。
全曲ともジョン・ゾーン作曲(それ以外の曲は下記記載)。
- バットマン "Batman" - 1:58
- シシリアン・クラン "The Sicilian Clan" (エンニオ・モリコーネ) - 3:27
- 射殺宣告 "You Will Be Shot" - 1:29
- ラテン・クォーター "Latin Quarter" - 4:05
- 暗闇でドッキリ "A Shot in the Dark" (ヘンリー・マンシーニ) - 3:09
- リアニメーター "Reanimator" - 1:34
- スナッグルパス "Snagglepuss" - 2:20
- 私は死にたくない "I Want to Live" (ジョニー・マンデル) - 2:08
- 淋しい女 "Lonely Woman" (オーネット・コールマン) - 2:38
- 火の絶叫 "Igneous Ejaculation" - 0:20
- ブラッド・ダスター "Blood Duster" - 0:13
- ハンマーヘッド "Hammerhead" - 0:08
- 悪魔の聖域 "Demon Sanctuary" - 0:38
- オベアー・マン "Obeah Man" - 0:17
- 雨雀 "Ujaku" - 0:27
- ファック・ザ・ファクツ "Fuck the Facts" - 0:11
- スピードボール "Speedball" - 0:37
- チャイナタウン "Chinatown" (ジェリー・ゴールドスミス) - 4:23
- パンク・チャイナ・ドール "Punk China Doll" - 3:01
- N.Y.フラット・トップ・ボックス "N.Y. Flat Top Box" - 0:43
- サイゴン・ピックアップ "Saigon Pickup" - 4:46
- 007/ジェームス・ボンドのテーマ "The James Bond Theme" (ジョン・バリー) - 3:02
- 罪の巣 "Den of Sins" - 1:08
- 軽蔑 "Contempt" (ジョルジュ・ドルリュー) - 2:49
- 深夜勤務 "Graveyard Shift" - 3:25
- インサイド・ストレート "Inside Straight" - 4:10