『ネイティヴ・ダンサー』 | ||||
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ウェイン・ショーター の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年9月12日 ロサンゼルス ヴィレッジ・レコーダーズ[1] | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ジム・プライス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ウェイン・ショーター アルバム 年表 | ||||
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『ネイティヴ・ダンサー』(Native Dancer)は、ウェイン・ショーターが1975年に発表したスタジオ・アルバム。当時ショーターが在籍していたバンド、ウェザー・リポートの所属レーベルであるコロムビア・レコードから発売された。
ブラジルの歌手ミルトン・ナシメントがフィーチャリング・ゲストとして参加した。ショーターはかねてより、妻のアナ・マリア(ブラジル人)から「ナシメントと会うべきだ」と進言されており、1972年にウェザー・リポートのブラジル公演でナシメントと対面を果たして、2年後に本作のレコーディングを開始した[3]。なお、参加メンバーのうちワグネル・チゾとホベルト・シルヴァは、ナシメントのバンドのメンバーである[3]。
収録曲の一部は、ナシメントが自身のアルバムで発表した曲の再録音で、「タルジ」はアルバム『Milton Nascimento』(1969年)[4]、「ミラクル・オブ・ザ・フィッシュ」はアルバム『Milagre Dos Peixes』(1973年)[3]、「リリア」はアルバム『Clube da Esquina』(1972年)[5]からの曲である。また、「ジアナ」は、本作のレコーディングに参加したアイアート・モレイラの娘に捧げられた曲である[3]。
本作は、ショーターのリーダー・アルバムとしては初めてBillboard 200入りを果たして最高183位を記録した[2]。また、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは16位、R&Bアルバム・チャートでは53位に達した[2]。
アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ブラジル音楽色の強いフュージョンの傑作」「明らかにショーターの最重要作の一つであるアルバム」と評している[6]。
特記なき楽曲はウェイン・ショーター作。