ネクロマンティック | |
---|---|
Nekromantik | |
監督 | ユルグ・ブットゲライト |
脚本 |
ユルグ・ブットゲライト フランツ・ローデンキルヒェン |
製作 | マンフレッド・オー・イェリンスキー |
出演者 |
ダクタリ・ロレンツ ベアトリス・M ハラルト・ランド |
配給 | オリオン・ピクチャーズ |
公開 | 1987年 |
上映時間 | 75分 |
製作国 | 西ドイツ |
言語 | ドイツ語 |
次作 | ネクロマンティック2 |
ネクロマンティック(Nekromantik)は、1987年に公開された、ドイツの映画監督ユルグ・ブットゲライトによるホラー映画、エログロ映画である。
『死の3部作』の第1弾となる本作は多くの国で上映禁止となった挙句、制作国であるドイツでは、裁判所からネガやフィルムを含めた素材全ての破棄を命じられるなど物議を醸している。また、テーマであるネクロフィリアと大胆な描写のためにカルト映画としても知られている。
キャッチコピーは『屍体とし・た・い。』。
日本語字幕の翻訳は柳下毅一郎。
死体清掃会社で働くロベルト(ダクタリ・ロレンツ)。誰もが嫌がるその仕事だが、彼にとっては趣味と実益を兼ねた物だった。そう、彼はネクロフィリア(死体愛好)で、仕事を通して手に入れた死体の一部を保存・鑑賞する事を、最大の至福としていた。そして同嗜好の趣味を持つガールフレンドのベティ(ベアトリス・M)と共に、そのコレクションを楽しんでいたのだった。 そんなある日、彼は仕事で、事故死でありながら、全身が綺麗に揃った死体に出会う。そして、密かにその死体を自宅に持ち帰ってしまう。その見事なまでの死体を目にし、興奮しながら喜ぶベティは、スチールパイプを死体の股間部分に突き立て、そのままベッドでロベルトも交えて、禁断の行為に耽るのだった…。
本作がビデオ化されたのは、1995年8月25日に発売された『特別編』だった。これは本作とその続編である『ネクロマンティック2』を監督自らが再編集したもので、前半は『1』、後半は『2』となっている。その後、オリジナル完全版として1996年9月9日に単巻VHSがリリースされた。2001年2月23日にはDVD版が発売。同日には3部作( 『1』『2』『死の王』) 全てを収録したボックスDVDが発売された(完全限定生産)。2015年4月2日には、Blu-ray版が発売(BOX版は完全限定生産)。本編が始まる前には、本作品がドイツで上映禁止処分を受けたことや素材の廃棄処分を受けたために再生が十分ではない可能性があるという注意書きが表示される。