ハイトビール | |
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各種表記 | |
ハングル: | 하이트맥주 |
漢字: | 하이트麥酒 |
発音: | ハイトゥメッチュ |
日本語読み: | ハイトばくしゅ |
2000年式: MR式: 英語表記: |
Haiteu maekju Hait'ŭ maekchu Hite Beer |
ハイトビール株式会社は、大韓民国のビール製造メーカーの1つである。日本ではハイト麦酒株式会社と書かれることもある。
日本のサッポロビールとアサヒビールの前身である大日本麦酒が、主に朝鮮市場向けのビールを製造するために、地元資本と折半して資本金600万円で、1933年8月に、朝鮮麦酒株式会社を設立したのが始まりである[1][2]。このため、ハイトビールの製品のラベルには「since 1933」と書いてある。
1934年9月に京畿道永登浦(現在のソウル市永登浦区)に工場が設立され[3]、この年よりビールを出荷[2]。1952年以降は長く「クラウン」ブランドを使用してきた。
OBビールに大韓民国国内におけるシェアで大きく差をつけられていた朝鮮麦酒は、1993年、「地下150m天然岩盤水で作ったビール」を売り文句に発売した「ハイト(Hite)」が大ヒットとなった。これにより、OBビールを抑えて国内首位のビールメーカーになり、1998年には社名も現在の「ハイトビール」と変更した。
2010年8月には、ドライビールの『hite d(ハイト ディー)』を発売し、44日間で1000万本を売り上げた[4]。ハイト発売後、OBビールもシェアの挽回を狙って新商品を発売してきているが、2010年現在もハイトビールは国内シェア1位をキープしている。2010年以降、日本などへもビール系飲料を輸出している。
主力商品は現在の社名の由来にもなったハイト(Hite)だが、ドライビールのハイト ディー(hite d)、麦芽100%のマックス(Max)などもある。
2016年現在、大韓民国のビールメーカーは、ハイトビール(旧・朝鮮麦酒)とOBビール(東洋麦酒)のほぼ2社体制である。1994年、「CASS」ブランドの眞露クアーズ(じんろクアーズ)が新規参入して一時3社体制になったが、1999年に眞露クアーズがOBビールに売却され、結局2社体制に戻ってしまった。一方で眞露クアーズの出資元の眞露は、2006年にハイトビールが買収し、ハイト眞露となった。