ハイポミーティング

ハイポミーティング
2013年大会
開催地  オーストリアフォアアールベルク州ゲツィス
開催時期 5月下旬から6月上旬
最高記録 男子：ロマン・セブルレ 9026点
女子：ザビーネ・ブラウン 6985点
創立 1975年
スポンサー フォアアールベルク州立抵当銀行
公式サイト 公式サイト

ハイポミーティング（ドイツ語: Mehrkampf-Meeting Götzis、英語: Hypo-Meeting）は、オーストリア・ゲツィスのメスレスタディオン（Möslestadion）で毎年春（5月下旬から6月上旬）に開催される陸上競技大会。ワールドアスレティックスの主催大会である。日本語ではゲツィス混成などとも呼ばれる。混成競技専門の大会であり、IAAF混成競技チャレンジ（英語版）を構成する1戦である。男子は十種競技、女子は七種競技に挑戦し、競技成績は混成競技チャレンジの総合成績に加算される。

フォアアールベルク州立抵当銀行（Vorarlberger Landes- und Hypothekenbank）がスポンサーを務め、男子のみの大会として1975年に始まり、1981年から女子の部が追加された。1980年、1982年、2001年の3回、世界記録が誕生している。

競技日程

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主要な混成競技大会と同様、以下の日程で2日間にわたって実施される。

十種競技 七種競技
1日目 2日目 1日目 2日目
100m 110mH 100mH 走幅跳
走幅跳 円盤投 走高跳 やり投
砲丸投 棒高跳 砲丸投 800m
走高跳 やり投 200m —
400m 1500m — —

記録

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2014年現在[1]

種目 選手 記録 日 備考
男子十種競技  ロマン・セブルレ (CZE) 9026点 2001年5月27日 WR（当時）
100 m  ブライアン・クレイ (USA) 10秒35 （+0.2m/s） 2010年5月29日 [2]
走幅跳  ロマン・セブルレ (CZE) 8m11 2001年5月26日
砲丸投  マイク・スミス（英語版） (CAN) 17m45 1997年
走高跳  クリスチャン・シェンク (GDR) 2m23 1990年
400m  エルキ・ノール (EST) 46秒53 1997年
110mH  フランク・ブーゼマン（英語版） (GER) 13秒55 1996年
円盤投  Norbert Demel (GER) 55m14 1995年
棒高跳  エルキ・ノール (EST) 5m55 2000年
やり投  レオネル・スアレス（英語版） ({{{size}}}) 75m49 2011年5月29日 [3]
1500m  Jan Trefny (SUI) 4分12秒65 1988年
女子七種競技  ザビーネ・ブラウン (GER) 6985点 1992年5月31日
100mH  ジェシカ・エニス (GBR) 12秒81（0.0 m/s） 2012年5月26日 [4]
走高跳  ティア・エルボー (BEL) 1m97 2006年5月27日
砲丸投  アウストラ・スクイテ（英語版） (LTU) 16m92 2005年5月28日
200m  ダフネ・シパーズ (NED) 22秒35（+1.5 m/s） 2014年5月31日 [5]
走幅跳  スヴェトラーナ・モスカレッツ（英語版） (RUS) 6m93 1995年5月28日
やり投  マーガレット・シンプソン（英語版） (GHA) 55m90 2012年5月27日 [6]
800m  イリーナ・ベロワ (RUS) 2分02秒06 2001年5月27日

歴代優勝者

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2014年大会まで掲載[1]

年 男子十種競技 女子七種競技
勝者 得点 勝者 得点
1975  Peter Kratky (TCH) 7591 実施せず
1976  グイド・クラツシュマー（英語版） (FRG) 8309
1977  ゼップ・ツァイルバウアー（英語版） (AUT) 8039
1978  グイド・クラツシュマー (FRG) 8411
1979  Thierry Dubois (FRA) 8139
1980  デイリー・トンプソン (GBR) 8648
WR（当時）
1981  ゼップ・ツァイルバウアー (AUT) 8182  ジェーン・フレデリック（英語版） (USA) 6291
1982  デイリー・トンプソン (GBR) 8730
WR（当時） 		 ジェーン・フレデリック (USA) 6438
1983  Grigoriy Degtyaryev (URS) 8480  ナタリア・シュベンコワ（英語版） (URS) 6517
1984  Grigoriy Degtyaryev (URS) 8617  ナデジダ・ヴィノグラードワ（英語版） (URS) 6289
1985  ウヴェ・フライムート（英語版） (GDR) 8473  ジェーン・フレデリック (USA) 6666
1986  グイド・クラツシュマー (FRG) 8519  ジャッキー・ジョイナー＝カーシー (USA) 6841
1987  ジークフリート・ヴェンツ (FRG) 8645  アンケ・ベーマー（英語版） (GDR) 6692
1988  ウヴェ・フライムート (GDR) 8381  アンケ・ベーマー (GDR) 6805
1989  クリスティアン・プレジア（英語版） (FRA) 8485  アンケ・ベーマー (GDR) 6686
1990  クリスチャン・シェンク (GDR) 8481  ザビーネ・ブラウン (FRG) 6604
1991  マイク・スミス (CAN) 8427  ザビーネ・ブラウン (GER) 6584
1992  ロベルト・ズメリク (TCH) 8627  ザビーネ・ブラウン (GER) 6985
1993  エドゥアルト・ハマライネン（英語版） (BLR) 8604  スヴェトラ・ディミトローヴァ（英語版） (BUL) 6594
1994  エドゥアルト・ハマライネン (BLR) 8735  ザビーネ・ブラウン (GER) 6665
1995  エルキ・ノール (EST) 8575  ガーダ・シュアー (SYR) 6715
1996  マイク・スミス (CAN) 8626  ガーダ・シュアー (SYR) 6942
1997  エドゥアルト・ハマライネン (FIN) 8617  デニーズ・ルイス (GBR) 6736
1998  エルキ・ノール (EST) 8672  イリーナ・ベロワ (RUS) 6466
1999  トマシュ・ドヴォルザーク (CZE) 8738  ディディ・ネイサン（英語版） (USA) 6577
2000  トマシュ・ドヴォルザーク (CZE) 8900  ユニス・バルベル（英語版） (FRA) 6842
2001  ロマン・セブルレ (CZE) 9026
WR（当時） 		 ユニス・バルベル (FRA) 6736
2002  ロマン・セブルレ (CZE) 8800  シェリア・バレル（英語版） (USA) 6363
2003  ロマン・セブルレ (CZE) 8807  カロリナ・クリュフト (SWE) 6602
2004  ロマン・セブルレ (CZE) 8842  カロリナ・クリュフト (SWE) 6820
2005  ロマン・セブルレ (CZE) 8534  カロリナ・クリュフト (SWE) 6824
2006  ブライアン・クレイ (USA) 8677  カロリナ・クリュフト (SWE) 6719
2007  アンドレイ・クラウチャンカ（英語版） (BLR) 8617  カロリナ・クリュフト (SWE) 6681
2008  ドミトリー・カルポフ (KAZ) 8504  タチアナ・チェルノワ (RUS) 6618
2009  ミヒャエル・シュレーダー（英語版） (GER) 8522  ナタリア・ドブルインスカ (UKR) 6558
2010  ブライアン・クレイ (USA) 8483  ジェシカ・エニス (GBR) 6689
2011  トレイ・ハーディ (USA) 8689  ジェシカ・エニス (GBR) 6790
2012  ハンス・ファン・アルフェン（英語版） (BEL) 8519  ジェシカ・エニス (GBR) 6906
2013  ダミアン・ウォーナー（英語版） (CAN) 8307  ブリアンヌ・タイゼン (CAN) 6376
2014  トレイ・ハーディ (USA) 8518  カタリナ・ジョンソン＝トンプソン（英語版） (GBR) 6682

脚注

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  1. ^ a b “Götzis records and winners of all-times”. www.decathlon2000.com (2014年6月20日). 2014年9月24日閲覧。
  2. ^ “Kasyanov, Ennis the day 1 leaders in Gotzis – IAAF Combined Events Challenge”. IAAF (2010年5月29日). 2010年5月30日閲覧。
  3. ^ Diego Sampaolo (2011年5月29日). “World champions Hardee and Ennis set world season leads in Götzis - IAAF Combined Events Challenge”. IAAF. http://www.iaaf.org/WCE11/news/newsid=60144.html 2011年5月30日閲覧。 
  4. ^ “Hypo-Meeting 2012 Women's Results”. IAAF (27 May 2012). 27 May 2012閲覧。
  5. ^ Diego Sampaolo (1 June 2014). “Hardee back on top, Johnson-Thompson breaks through in Gotzis”. IAAF. http://www.iaaf.org/news/report/hypo-meeting-gotzis-hardee-johnson-thompson 2 June 2014閲覧。 
  6. ^ “Hypo-Meeting 2012 Women's Results”. IAAF (27 May 2012). 27 May 2012閲覧。

外部リンク

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