ハコネウツギ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Weigela coraeensis Thunb. (1794)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ハコネウツギ(箱根空木)、 ベニウツギ[1] |
ハコネウツギ(箱根卯木[4]・箱根空木[5]、学名: Weigela coraeensis)とはスイカズラ科の植物の1種[6]。別名でベニウツギ[1]、ゲンペイウツギ[4]ともよばれる。ゲンペイは源平で、すなわち花の色がはじめ白色だが、のちに紅色になることからそう呼ばれる[7]。標準和名は、箱根に多いとして付けられた名であるが、箱根に限らず日本列島の太平洋側に自生している[8]。ウツギは漢字で卯木あるいは空木と書くが、卯木は卯月(陰暦4月、陽暦5月)に咲くからといわれ、空木は小枝が中空なのでその名がついたものである[8]。
日本の北海道南部から九州まで分布する[9][5]。海岸近くに自生するが、公園樹や庭木、垣根などにも植えられる[9][5]。「箱根」と名につくが、神奈川県の箱根には自生しない[9]。
落葉広葉樹の低木から小高木で、高さ4メートル (m) になる[9]。樹形はよく株立ちするが、老木になると主幹が太くなり、上方で枝がよく生い茂る[5][6]。樹皮は灰褐色で、一年枝は褐色で縦長の皮目がある[5]。枝は弓なりになって伸びるのが特徴的である[5]。枝が古くなると灰褐色となり、稜ができる[9]。葉は対生し、長さ8 - 16センチメートル (cm) の広楕円形から広倒卵形で、裏面の葉脈に沿って毛がある[9]。葉縁には鋸歯がある[9]。
花期は5 - 7月[9]。枝先と葉腋に花を1 - 3個ほど咲かせ、白い花が次第に赤へと変化する[9][6]。花冠は長さ30 - 40ミリメートル (mm) の漏斗状で、ニシキウツギに似ているが、花冠の筒部は中央から急に太くなる点で異なる[9]。果期は10 - 11月[9]。果実は長さ約3 cmほどある[9]。
冬芽は、芽鱗が多数つき、頂芽が側芽より大きく、側芽は枝に伏生する[5]。側芽のわきにつく葉痕は、三角形や倒松形で維管束痕が3個つき、両側から稜が出る[5]。