ハリナズナ

ハリナズナ
イラスト
保全状況評価
絶滅危惧IB類環境省レッドリスト
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: フウチョウソウ目 Brassicales
: アブラナ科 Brassicaceae
: ハリナズナ属 Subularia
: ハリナズナ S. aquatica
学名
Subularia aquatica
L
和名
ハリナズナ(針薺)
英名
water awlwort

ハリナズナSubularia aquatica)は、アブラナ科の植物。針のような細い葉を持つ。湿地や湖沼に生育する水生植物。ハリナズナ属の模式種。和名はアカマロソウともされる。

分布

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北アメリカカナダロシアヨーロッパ日本東北地方など、北半球の北方を中心に分布。日本では、1982年岩手県で初めて報告された[1]

特徴

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葉は線形で、長さは0.5-5cm[1]。花は夏に開花し、1個体に2、3個の花をつける。花は水中では閉鎖花であり、自家受粉によって種子を生産する。空気中では白い花弁を持つ開放花をつける。果実は大きさ2-3mmで、中に種子が数個入っている[1]

利用

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特に利用されない。

脚注

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  1. ^ a b c 角野康郎『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。  p.121