ハンドフル・オブ・レイン

『ハンドフル・オブ・レイン』
サヴァタージスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタルパワーメタルプログレッシブ・メタル
時間
レーベル アトランティック・レコード/WEAアメリカ合衆国の旗
ゼロ・コーポレーション日本の旗
プロデュース ポール・オニール、ジョン・オリヴァ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 66位(日本[1]
  • 85位(ドイツ[3]
  • サヴァタージ アルバム 年表
    エッジ・オブ・ソーンズ
    (1993年)
    ハンドフル・オブ・レイン
    (1994年)
    ジャパン・ライヴ'94
    (1995年)
    テンプレートを表示

    ハンドフル・オブ・レイン』(Handful of Rain)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドサヴァタージ1994年に発表したスタジオ・アルバム。フル・レングスのスタジオ・アルバムとしては8作目に当たる。『パワー・オブ・ザ・ナイト』(1985年)から前作『エッジ・オブ・ソーンズ』(1993年)までの作品と同様、母国アメリカではアトランティック・レコードからリリースされたが、日本発売元は本作よりゼロ・コーポレーションに変更した。

    背景

    [編集]

    結成当時からのギタリストであったクリス・オリヴァが1993年に死去したため、本作では当時テスタメントを脱退していたアレックス・スコルニック(後にテスタメントへ復帰)がリードギターを担当した。アルバムのクレジットにはジョニー・リー・ミドルトン(ベース)とスティーヴ・ワコルズ(ドラムス)の名前が記載され、彼らはグループ・ショットにも写っているが、実際にはジョン・オリヴァがキーボード、リズムギター、ベース、ドラムスを演奏しており、ミドルトンとワコルズはレコーディングに参加していない[4]

    「チャンス」は、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人難民を救った日本の外交官、杉原千畝を題材にした曲で、ボーカルのオーバー・ダビングにより5パートのカウンター・メロディが重ねられた[4]

    2001年には、『デッド・ウィンター・デッド』(1995年)と抱き合わせた2枚組CDという形で再発された。

    ツアー

    [編集]

    本作に伴うツアーは、ジョン・オリヴァが復帰し、新ドラマーのジェフ・プレイト(以前はザッカリー・スティーヴンスと共にWicked Witchで活動していた)が加入して、オリヴァ、プレイト、ザッカリー・スティーヴンス、アレックス・スコルニック、ジョニー・リー・ミドルトンの5人編成で行われた[4]。1994年11月12日にクラブチッタ川崎で行われたライヴは録音され、1995年にライヴ・アルバム『ジャパン・ライヴ'94』としてリリースされた。

    反響

    [編集]

    バンドの母国アメリカでは、総合チャートのBillboard 200にはランク・インしていないが、『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズでは31位に達した[5]。ドイツのアルバム・チャートでは、5週チャート・インして最高85位に達した[3]

    収録曲

    [編集]

    全曲ともジョン・オリヴァとポール・オニールの共作。6.はインストゥルメンタル

    1. "Taunting Cobras" - 3:22
    2. "Handful of Rain" - 5:24
    3. "Chance" - 7:49
    4. "Stare Into the Sun" - 4:42
    5. "Castles Burning" - 4:38
    6. "Visions" - 1:25
    7. "Watching You Fall" - 5:20
    8. "Nothing's Going On" - 4:08
    9. "Symmetry" - 5:04
    10. "Alone You Breathe" - 7:30

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b ORICON STYLE
    2. ^ Amazon.com: Handful of Rain: Music
    3. ^ a b Savatage | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
    4. ^ a b c savatage.com - FAQ3
    5. ^ Savatage - Awards”. AllMusic. 2015年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月17日閲覧。