『ハンドフル・オブ・レイン』 | ||||
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サヴァタージ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
アトランティック・レコード/WEA ゼロ・コーポレーション | |||
プロデュース | ポール・オニール、ジョン・オリヴァ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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サヴァタージ アルバム 年表 | ||||
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『ハンドフル・オブ・レイン』(Handful of Rain)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、サヴァタージが1994年に発表したスタジオ・アルバム。フル・レングスのスタジオ・アルバムとしては8作目に当たる。『パワー・オブ・ザ・ナイト』(1985年)から前作『エッジ・オブ・ソーンズ』(1993年)までの作品と同様、母国アメリカではアトランティック・レコードからリリースされたが、日本発売元は本作よりゼロ・コーポレーションに変更した。
結成当時からのギタリストであったクリス・オリヴァが1993年に死去したため、本作では当時テスタメントを脱退していたアレックス・スコルニック(後にテスタメントへ復帰)がリードギターを担当した。アルバムのクレジットにはジョニー・リー・ミドルトン(ベース)とスティーヴ・ワコルズ(ドラムス)の名前が記載され、彼らはグループ・ショットにも写っているが、実際にはジョン・オリヴァがキーボード、リズムギター、ベース、ドラムスを演奏しており、ミドルトンとワコルズはレコーディングに参加していない[4]。
「チャンス」は、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人難民を救った日本の外交官、杉原千畝を題材にした曲で、ボーカルのオーバー・ダビングにより5パートのカウンター・メロディが重ねられた[4]。
2001年には、『デッド・ウィンター・デッド』(1995年)と抱き合わせた2枚組CDという形で再発された。
本作に伴うツアーは、ジョン・オリヴァが復帰し、新ドラマーのジェフ・プレイト(以前はザッカリー・スティーヴンスと共にWicked Witchで活動していた)が加入して、オリヴァ、プレイト、ザッカリー・スティーヴンス、アレックス・スコルニック、ジョニー・リー・ミドルトンの5人編成で行われた[4]。1994年11月12日にクラブチッタ川崎で行われたライヴは録音され、1995年にライヴ・アルバム『ジャパン・ライヴ'94』としてリリースされた。
バンドの母国アメリカでは、総合チャートのBillboard 200にはランク・インしていないが、『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズでは31位に達した[5]。ドイツのアルバム・チャートでは、5週チャート・インして最高85位に達した[3]。
全曲ともジョン・オリヴァとポール・オニールの共作。6.はインストゥルメンタル。