『バック・オン・トップ』 | ||||
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ヴァン・モリソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
バース ウール・ホール・スタジオ[1] ストリングス:ダブリン ウィンドミル・レーン・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ロック、ブルー・アイド・ソウル、ブルース | |||
レーベル | ヴァージン・レコード/ポイントブランク | |||
プロデュース | ヴァン・モリソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ヴァン・モリソン アルバム 年表 | ||||
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『バック・オン・トップ』(Back on Top)は、北アイルランドのミュージシャン、ヴァン・モリソンが1999年に発表した27作目のスタジオ・アルバム。ヴァージン・レコード傘下のブルース・レーベル、ポイント・ブランク・レコーズからリリースされた。
本作でダブル・ベースを弾いたイアン・ジェニングスによれば、レコーディングはスタジオ・ライヴ形式で行われ、どの曲も2テイクまでしか録音されず、数曲を除けば1日で録音されたという[13]。ただし、ストリングス・セクションのみダブリンのウィンドミル・レーン・スタジオで別録りされた[1]。
2008年発売のリマスターCDに収録されたボーナス・トラック「涙の谷」は、ファッツ・ドミノのカヴァー[14]。
ノルウェーでは1999年第11週のアルバム・チャートで初登場1位となり、合計12週にわたってトップ40入りした[2]。イギリスでは本作が全英アルバムチャートで11位に達し[5]、シングル「プレシャス・タイム」は全英シングルチャートで36位、「バック・オン・トップ」は69位を記録した[15]。
James Chrispellはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「実に多様なスタイルに及ぶ実に多くの曲を経て、ヴァン・モリソンは喜ばしいことに、彼によく似合う音楽に回帰した。モリソンは『バック・オン・トップ』でブルースやR&Bに立ち入り、人生や生きることの喜びを精一杯祝福していることが分かる」「どの曲を選ぼうが、ここには弱い曲はない」と評している[16]。一方、ジェイムス・ハンターは1999年4月1日付の『ローリング・ストーン』誌において5点満点中3点を付け、「枯葉散る頃」を「名曲」と称賛しつつ、その他の曲については「過去の作品の劣化イミテーションでない一方、驚くような冒険もない」と評している[17]。
特記なき楽曲はヴァン・モリソン作。
「賢者の石」は2000年公開の映画『ワンダー・ボーイズ』で使用され[18]、同作のサウンドトラック・アルバムにも収録された[19]。