バルガ族(モンゴル語・ブリヤート語: Барга、中国語: 巴尔虎部)は、ブリヤート人を構成する部族の一つ。 伝統的な分布領域および人口の大部分は現在、中華人民共和国内蒙古自治区に属する。
清代、旧バルガ(ホーチン・バルガ)・新バルガ(シネ・バルガ)に大別される。旧バルガは、黒龍江将軍の管轄下でエヴェンキ、オロチョン、ダウールなどの諸部族とともに「索倫(ソロン)八旗」を構成していた。
1949年に建国した中華人民共和国は、人民を民族別に区分していずれかの民族に所属させる事業(=民族識別工作)において、旧バルガを「ソロン八旗」の他の所属とは分離し、新バルガとともに、「蒙古族」を構成する下方単位と位置づけて現在に至っている。