バーバラ・チェイス=リボウ(Barbara Chase-Riboud、1939年6月26日ー )は、アメリカ合衆国の女性作家、詩人、彫刻家。
ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ、フレッチャー芸術学校、フィラデルフィア芸術学院に学び、イェール大学卒。1974年に詩集『メンフィスから北京へ』で文壇に登場するが、1979年最初の小説『サリー・ヘミングス』で、米国の女性作家に与えられる、ジャネット・ハイディンガー・カフカ賞を受賞。1988年には2作目の詩集『クレオパトラのような裸婦の肖像』でカール・サンドバーグ賞を受賞。他の作品に小説「ヴァリデ―ハレムの物語」(’86年)、「ライオンの咆哮」(’89年)、「大統領の秘密の娘」(’94年)、1996年フランス芸術文化勲章受章。「ホッテントット・ヴィーナス ある物語」(2005年)でブラック・コーカス賞受賞。彫刻家としても知られ、米国のみならず、パリ、ローマでも活躍[1]。リボウは夫の姓。
『サリー・ヘミングス』は、第3代大統領トマス・ジェファーソンの愛人だった黒人奴隷を描いたもの。