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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Signifor, Signifor LAR |
Drugs.com | monograph |
ライセンス | EMA:リンク、US Daily Med:リンク |
胎児危険度分類 | |
法的規制 | |
データベースID | |
CAS番号 |
396091-73-9 ![]() |
ATCコード | H01CB05 (WHO) |
PubChem | CID: 9941444 |
IUPHAR/BPS | 2018 |
DrugBank |
DB06663 ![]() |
ChemSpider |
8117062 ![]() |
UNII |
98H1T17066 ![]() |
KEGG |
D10147 ![]() |
ChEBI |
CHEBI:72312 ![]() |
別名 | SOM230 |
化学的データ | |
化学式 | |
分子量 | 1,047.23 g·mol−1 |
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パシレオチド(Pasireotide)は、米国[1]、欧州[2][3]、日本[4]において、外科的治療に失敗した、あるいは不適格な患者のクッシング病の治療薬として承認されている希少疾病用医薬品である[5][6][7]。パシレオチドは、他のソマトスタチンアナログと比較して、ソマトスタチン受容体5への親和性が40倍も高いソマトスタチンアナログである。筋肉内注射で用いられる[8]。
主な副作用には、高血糖、糖尿病、下痢、腹痛(胃痛)、吐き気、胆石症、注射部位反応、疲労感などがある[2][9][10]。
重度(Child-Pugh分類クラスC)の肝機能障害のある患者には禁忌である[8]。
重大な副作用とされているものは、
である[8]。
パシレオチドは、2012年4月に欧州医薬品庁(EMA)より[2][11]、2012年12月に米国食品医薬品局(FDA)より[1][12]、2018年3月に日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)より[4]クッシング病の効能・効果で承認された。
パシレオチドLAR[注 1]は、2014年12月に先端巨大症の治療薬としてFDAから[13]、2014年9月にEMAから[2][14]、2016年9月にPMDAから[15]承認されていた。